海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲)の意味・解説 

海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/14 08:53 UTC 版)

ヴァイオリン協奏曲変ホ長調海の嵐』(うみのあらし)作品8-5は、アントニオ・ヴィヴァルディが作曲したヴァイオリン協奏曲の一つ。協奏曲集『和声と創意への試み』作品8(第1曲から第4曲が『四季』と総称される)の第5曲である。

楽曲解説

第1楽章

Presto. 変ホ長調、4分の4拍子で、3回のトゥッティの間に2回のソロが挟まれているリトルネロ形式の楽章である。ソロには技巧的な分散和音が多く使われる。完全終止せず、変ホ長調の属和音に半終止して、第2楽章へと進む。

第2楽章

Largo. ヘ短調、4分の4拍子である。16小節の短い楽章であり、頻繁な転調が見られる。この楽章も完全終止せず、ハ短調の属和音に半終止する。

第3楽章

Presto. 変ホ長調、8分の3拍子。5回のトゥッティの間に4回のソロが挟まれているリトルネロ形式の楽章である。トゥッティは3回目のトゥッティで変ロ長調で出る以外は全て変ホ長調である。一方、ソロの方は各回ごとにかなり音型が変化していく。

フルート協奏曲『海の嵐』

ヴィヴァルディは『海の嵐』と題する協奏曲フルートのためにも書いている(作品10-1)。調などを含め、大きく異なった曲ではあるが、ヴィヴァルディ自身からみた「海」の描写がどちらにも表れている。

外部リンク



このページでは「ウィキペディア」から海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲)を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲)を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲) を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲)」の関連用語

海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの海の嵐 (ヴァイオリン協奏曲) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS