泊宗重とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 泊宗重の意味・解説 

泊宗重

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 14:16 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

泊 宗重(とまり そうじゅう、生年不詳 - 正徳9年9月15日1514年10月13日))は琉球王国第一尚氏王統の人。呉氏大宗家(呉氏我那覇家)の元祖で唐名は呉弘肇、童名を真徳という。

生年、父母は不詳。泊村(現在の那覇市泊、上之屋、前島に相当)に住んでいた。1466年尚徳王喜界島から凱旋をしたさい、諸臣は王を泊港に出迎えたのだが、このとき宗重夫妻は王の胸中を慮り、妻が清水を携えこれを献上した。王はこの行為に大いに悦び、宗重夫妻を召して宴を開き、宗重を泊地頭(初代)に、妻を泊大阿母潮花司(神職の一つ)に任じた。

宗重が任ぜられた泊地頭は泊村および奄美群島を管轄するものであり、のちにこの職は表十五人の一人を構成するようになった。

一部の野史において、尚泰久王次女の尚按司加那志は林鳳に嫁し、後に泊里主に嫁すという記述も残されているため[1]、室の泊大阿母潮花司と同一人物であるという可能性が示唆されるも、その確証は無い。

系譜

室とのあいだに二男をもうける。長男が保栄茂親方宗友(唐名は不伝)、次男が呉起良・花城親方宗義となるが、長男が分家し、次男のほうが家統を継いだ。

  • 父:不詳
  • 母:不詳
  • 室:泊大阿母潮花司 (号は中岳)
    • 長男:保栄茂親方宗友 (唐名不伝、分家する)
    • 次男:呉起良・花城親方宗義 (家統を継ぐ)

経歴(月日は旧暦)

参考文献

  1. ^ 月代の神々 尚思紹王統・門中の世系図, 昭60, 當真荘平



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「泊宗重」の関連用語

1
16% |||||

2
8% |||||

泊宗重のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



泊宗重のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの泊宗重 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS