断熱的回路とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 断熱的回路の意味・解説 

断熱的回路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 05:22 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

断熱的回路は、エネルギーを保つため"可逆論理"を使用した低電力回路である。[1] スイッチング時にエネルギーを消散させる伝統的CMOSとは異なり、断熱的回路では電荷を次の2点の規則に従い保つことを目指す。

  1. ソースとドレインの間に電圧ポテンシャルがあるとき、トランジスタをオンにしない。
  2. 電流が流れているときは、そのトランジスタをオフにしない。

この分野は積極的に研究が行われているが、以上を成し遂げるためにはトランスミッションゲートや台形型クロックの実現が必須である。

関連項目

参考文献

脚注

  1. ^ Gojman, Benjamin (2004). “Adiabatic logic” (PDF). Cal Tech University, CA 8: 6-9. https://www.dna.caltech.edu/cbsss/finalreport/nanoscale_ind_gojman.pdf. 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

断熱的回路のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



断熱的回路のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの断熱的回路 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS