愛乃はぁと
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/24 05:12 UTC 版)
| 愛乃はぁと | |
|---|---|
| アルカナハートのキャラクター | |
| ゲームでの初登場 | アルカナハート |
| 声 | 高橋美佳子 |
| 詳細情報 | |
| 所属 | 都立御苑女学園中等部2年A組 |
| 格闘スタイル | 愛の鉄拳ぱんち |
| 出身 | |
| 年齢 | 14歳 [1] |
愛乃はぁと(あいの はぁと、Heart Aino)は、悠紀エンタープライズ開発の2D対戦型格闘ゲーム『アルカナハート』シリーズに登場する架空の人物。
担当声優は高橋美佳子。
キャラクター設定
本作の主人公であり、誰からも好かれる性格の明るい少女。
『1』『FULL!』
ある日、東京上空に不穏な空気が立ち込め、幼い頃からの親友の聖霊パルティニアスが警告を発する。それと同時期に、様子がおかしくなった幼馴染の冴姫のために、問題解決を目指して行動を開始する。
戦闘ステージは「学園前・桜並木」。1対のレイピアを掲げた天使像の特徴的な門扉の向こう側に、葉桜の並木道が伸びる。アルカナフォース時は、葉桜だった桜並木が満開状態になる。
『2』『すっごい!』
パルティニアスから、「また日本に危機が訪れている」という話を受け、パルティニアスの導きで日本のために走り回る。
『3』
パルティニアスから、「また日本に危機が訪れている」という話を受け、パルティニアスの導きで日本のために走り回る。それのみならず、冴姫やペトラが頑張っているので手助けしたいと思っている。
人物
明朗闊達過ぎるほど明るい性格で、ピンクの短髪とハート型の特徴的なアホ毛がトレードマーク。なお、このアホ毛は、感情によって変化することがあり、垂れ下がったり、逆立ったりする時がある。これはゲーム中のグラフィックでも確認できる。
基本的には「愛で何でも解決できる」と信じており、曲がったことが大嫌いで大のお節介焼き。元気いっぱいの熱血漢で、そのため余計な事に首を突っ込んではなにかとトラブルを起こす[注 1]。それでも、いざという時には自分の考えを具体的に述べたり、たとえ自分がどうなっても構わないといった気持ちを見せたり、深い発言をするなど、結構大人びている一面もある。
人一倍優れた聖霊を感知する力を持っており、母親の教育のお陰でそれを咎められずに育ってきた。そのため、邪悪では無い聖霊なら大抵仲良くなれる素養がある。その一方、基本的に敵や悪に対しては手加減しないが、その後には手を差し伸べたり敵の無事を祈る場面を見せるなど敵を敵と見られない、かなりのお人好しであることがうかがえる。
その才能ゆえに日本の聖霊庁から「稀代の聖女」として監視対象に指定され、それに目をつけたミルドレッド・アヴァロンによって捕獲対象になる。
友達と認めた者をあだ名をつけて呼ぶ癖があり[注 2]、冴姫を「さーたん」、ペトラを「ぺとらん」と呼ぶなど、そのセンスは普通の人と比べると若干ズレている[注 3]。これは親しみの証であって、接点が少ないキャラクターはあだ名では呼ばれないとのこと[2]。
人柄がいいので、信念が否定されることがあるものの(主に初代シナリオの神依と『2』シナリオのペトラ)、彼女を完全に嫌いになったメインキャラクターがほぼいない(『3』後日談の時点まで)。ヴァイスとシャルラッハロートには「教官殿」と慕われる。
家が喫茶店を経営していて、料理(主に甘味)を作るのが上手。子供の頃から捨て犬や捨て猫を拾ってきては、母親を困らせていたらしい。片付けは苦手なため、部屋は若干散り気味。好きなテレビ番組は、特撮ヒーローとアニメで、逆にドラマやニュースはほとんど見ない。
他作品への出演
- 『東京ゲームショウ2013』で展示されたの3D格闘ゲーム開発ツール『EF-12』には、はぁとのモデルデータが展示公開された。これは、この展示のために新たに3Dモデルで作り起こし,ドット絵アニメーションを再現した専用モーションも用意されたもので、EF-12の開発者の小野口正浩とアルカナハートのプロデューサー高屋幸治が旧知の仲であったために実現した[3]。また、「格闘ゲームのビジネスが今のままのやり方では続いていかないのではないか」との危惧し、商業とインディーズのミックスする試みで行われたものだとのこと[4]。
- 『3』の調整版の『アルカナハート3 LOVEMAX!!!!!』の稼働に併せて、サンリオ関連施設に設置された筐体ゲーム『ハローキティとまほうのエプロン』とコラボレーションが行われており、秋葉原ラジオ会館に設置された筐体でのみ限定カードが配布された[5]。また、『アルカナハート』シリーズと『ハローキティとまほうのエプロン』とのコラボレーションはそのまま継続し、3DSで発売された『ハローキティとまほうのエプロン リズムクッキング♪』でも2013年12月12日より期間限定で公開された秘密のパスワードを入力することで、ゲーム内に登場しプレイ可能になる[6]。
- エクサムが開発した対戦型格闘ゲーム『ニトロプラス ブラスターズ -ヒロインズ インフィニット デュエル-』のコンシューマー版にはぁとがプレイヤーキャラクターとして参戦する[7]。
その他
- はぁとの母親は子持ちでありながら現役の聖女を務め、日本聖霊庁とも交流がある。聖女は若年層が大半であるが、中学生相当の年齢の子供を持つような年齢でも現役の聖女は少ないが存在する。
- 2007年度の『月刊アルカディア大賞』のキャラクター部門で1位を受賞している[8]。
- しかし2015年08月24日に発表された『アルカナハート×サンリオキャラクターコラボ第2回人気投票』[9]では、アルカナハートシリーズの中核に位置する主人公であるにも係わらず『0票』という結果を叩き出してしまった。尚、この投票は総票1512票で同コラボイベントの総票数としては過去最大の投票数であった。
脚注
注釈
- ^ 全てを一人で抱え込みがちな冴姫に対し、しつこく問い詰めようとした結果、それが仇となり冴姫の反感を買ったこともある。
- ^ 当然のことだが呼ばれる本人の許可はとっていない。
- ^ 他にもリーゼを「りぜっち」、フィオナを「ふぃおぽん」、舞織を「まおりん」、リリカを「りりちー」、頼子を「よりぷー」、あかねを「あかねー」、なずなを「なずなず」と呼ぶなど、なかなか衝撃的なセンスといえる。
出典
- ^ 愛乃はぁとアルカナハート公式サイト
- ^ 『アルカナハート3』のキャラをさくらいとおるさんのコメント付きで紹介するよ♪ - 電撃オンライン(1)
- ^ 【TGS 2013】3D格闘ゲーム開発ツール「EF-12」にアルカナハートの愛乃はぁとがゲスト参戦。これをきっかけにエクサムが新プロジェクト「アルカナクロニクル」(あるくろ)を始動 - 4Gamer.net:
- ^ 対戦格闘ゲーム制作ツール「EF-12」が目指す,格闘ゲームの理想とは。クアッドアロー代表・小野口氏にTGS 20
- ^ 4Gamer.net ― 「アルカナハート」の“愛乃はぁと”が「ハローキティとまほうのエプロン」に登場
- ^ 『ハローキティとまほうのエプロン リズムクッキング♪』に『アルカナハート』のキャラクターが登場 - ファミ通.com
- ^ “PS4&PS3版『ニトロプラス ブラスターズ -ヒロインズ インフィニット デュエル-』に愛乃はぁと参戦! 発売日も決定”. ファミ通 (2015年7月16日). 2015年9月19日閲覧。
- ^ 『月刊アルカディア』 2008年2月号
- ^ “『アルカナハート×サンリオキャラクターコラボ第2回人気投票結果発表!』”
参考文献
- ARCANA HEART HEARTMATIC COLLECTION(エンターブレイン、ISBN 978-4-7577-3468-5 )
外部リンク
固有名詞の分類
- 愛乃はぁとのページへのリンク