惑星シンクロトロン電波望遠鏡とは? わかりやすく解説

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惑星シンクロトロン電波望遠鏡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 02:01 UTC 版)

惑星シンクロトロン電波望遠鏡
運用組織 東北大学大学院理学研究科惑星プラズマ・大気研究センター
設置場所 福島県相馬郡飯舘村
座標 北緯37度42分51秒 東経140度40分22秒 / 北緯37.71406度 東経140.67264度 / 37.71406; 140.67264座標: 北緯37度42分51秒 東経140度40分22秒 / 北緯37.71406度 東経140.67264度 / 37.71406; 140.67264
観測波長 電波
観測開始年 2000年
形式 非対称オフセットパラボラ
口径 31メートル×16.5メートル×2
開口面積 1023平方メートル
架台 経緯台式
ウェブサイト 惑星シンクロトロン電波望遠鏡
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惑星シンクロトロン電波望遠鏡は、東北大学大学院理学研究科惑星プラズマ・大気研究センターが運用する電波望遠鏡であり、福島県相馬郡飯舘村に設置されている。主な観測対象は、木星周辺の放射線帯内に存在する高エネルギー電子から放射される電波と、太陽コロナ中に存在するプラズマが加速する際に放射される電波バーストである[1]

望遠鏡

惑星シンクロトロン電波望遠鏡は、幅16.5メートル、高さ31メートルの放物面の一部を二つ並べたような形をしている。主鏡面は2センチメートル間隔のワイヤーメッシュ構造となっており、望遠鏡は水平方向と仰角方向に回転する経緯台に載せられている[1]

科学観測

惑星シンクロトロン電波望遠鏡は、325MHzと785MHz、および150から500MHzの電波を観測することができる[2]。この周波数帯で、木星のシンクロトロン放射および太陽電波を観測することがこの望遠鏡の主要な目的であるが、パルサー等の微弱な電波を観測することもできる。

参考文献

  1. ^ a b 惑星シンクロトロン電波望遠鏡”. 東北大学大学院理学研究科惑星プラズマ・大気研究センター. 2021年9月7日閲覧。
  2. ^ IPRT DATA CENTER”. 東北大学大学院理学研究科惑星プラズマ・大気研究センター. 2023年1月14日閲覧。

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