平賀節代とは? わかりやすく解説

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平賀節代

平賀節代の俳句

おかはりを言はぬ遺影へ茸飯
さくらさくら一人になつてしまひけり
ふるさとへ行くバスが見ゆ大枯野
ぶちまける水の氷れり多喜二の忌
コスモスを風の中から剪りにけり
ポケットのなき子の木の実預かりぬ
仏壇を大きく開けておく良夜
喧嘩独楽まつ黒に塗り無敵なる
小鳥来る遺品の整理してをれば
山眠るもたれ合ひゐる浦百戸
山車見んと大群衆の傾けり
峠より海を見てゐる帰省かな
島の数かぞへて春を惜しみけり
手をひろぐ保母がゴールの運動会
朝顔の藍ふるさとの海の色
柩打つ冷たき石を持たさるる
梅の実のはじめ涙のかたちして
母の待つおほつごもりの峠越ゆ
母ひとり残して帰る三日かな
海にまだ匂ひのなくて春浅し
海側の半分暗し踊りの輪
潮の香の染みゐる父の麦藁帽
父を知る人と話してあたたかし
生者には大きなおはぎ秋彼岸
白菊の花びら拾ふ喪の畳
盆三日仏と同じものを食べ
立小便覚えたる子や山笑ふ
薔薇垣の家捨ててきて二十年
話には入らず団扇の風おくる
遠足の子につぎつぎと牛鳴けり
鉄棒の子の腹見えて冬ぬくし
闇へ手をのばして受くる春の雪
闇よりも黒く山あり蛍飛ぶ
鰤網引く腹の底から声を出し
鳥渡る子らは地面に絵を描きて
 



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