市村洋文とは? わかりやすく解説

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市村洋文

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/06 01:54 UTC 版)

市村 洋文(いちむら ひろふみ、1959年1月[1] - )は、日本の起業家。

人物

都立富士高等学校在学中は、創部されたばかりのアメリカンフットボール部で練習に明け暮れる毎日。立教大学在学中に学生旅行ツアーをビジネス化し、年間1,000台のバスツアー(スキーとサーフ&テニス)を企画して4年間で60億円の売上を上げ[2]、学生起業家の先駆けとして脚光を浴びる。大学卒業後は野村證券に入社[2]。30歳で月に600億円の売り上げを上げる証券マンに成長し[2]、野村における最年少記録を樹立した[2]。37歳で当時最年少の支店長に抜擢され[2]、「野村證券伝説の営業マン」と呼ばれる[2]

39歳の時、光陽グループ傘下の「KOBE証券」(現「インヴァスト」)に招かれ[2]、43歳で代表取締役社長に就任。当時最年少の総合証券社長として活躍し[2]、280億円だった運用資産を1兆4,400億円まで拡大させる[2]。2006年にKOBE証券を上場させることに成功[2]。2007年、48歳の時にファーストヴィレッジ株式会社を設立[2]。業務提携先は500社を超え、38000人の経営者のネットワークを持つ[2]

2020年(令和2年)に株式会社M&Aディレクションズを設立し、事業承継と出口戦略に関する高度な支援体制を構築[3]。さらに、2021年(令和3年)には、スカウト型エグゼクティブサーチに特化したファーストヴィレッジ人材Search株式会社を設立[3]

経歴

  • 1959年(昭和34年)1月 - 東京都出身[1](北海道生まれ)。練馬育ち。
  • 1974年(昭和49年)3月 - 練馬区立 田柄中学校 卒業。
  • 1977年(昭和52年)3月 - 都立富士高等学校 卒業。
  • 1983年(昭和58年)3月 - 立教大学 社会学部 卒業。
  • 1983年(昭和58年)4月 - 「野村證券」入社/仙台支店配属。
  • 1986年(昭和61年)11月 - 同社 新宿野村ビル支店。
  • 1990年(平成2年)11月 - 同社 本社営業企画部。
  • 1991年(平成3年)11月 - 同社 本社営業業務部。
  • 1993年(平成5年)6月 - 同社 本社首都圏本部付。
  • 1994年(平成6年)6月 - 同社 大宮西口支店営業課長。
  • 1996年(平成8年)6月 - 同社 大森支店長。
  • 1998年(平成10年)12月 - KOBE証券株式会社(現 インヴァスト株式会社)顧問。
  • 1999年(平成11年)4月 - 同社 専務取締役。
  • 2002年(平成14年)4月 - 同社 代表取締役社長。
  • 2006年(平成18年)3月 - 同社 ヘラクレス市場(現在は東京証券取引所スタンダード市場)に上場。
  • 2007年(平成19年)4月 - ファーストヴィレッジ株式会社設立、代表取締役社長就任。
  • 2015年(平成27年)11月 - 5冊目の著書「1億稼ぐ 営業の強化書」上梓。日本経済新聞 経済・ビジネス書ランキング 5位。全国の書店でベストセラーとなり、重版も第7刷となる。
  • 2017年(平成29年)4月 - ファーストヴィッレッジ株式会社創立10周年。10周年記念に6冊目の著書「1億稼ぐ人の『超』メモ術」上梓。
  • 2019年(平成31年)1月 - 還暦。6月、YouTube番組「年収チャンネル」で「昼メシは座って食べるな!」が紹介されたのを機に、一連の著作が再度ベストセラー上位に。
  • 2020年(令和2年)10月 - 株式会社M&Aディレクションズ設立[3]
  • 2021年(令和3年)10月 - ファーストヴィレッジ人材サーチ株式会社設立[3]
  • 2022年(令和4年)4月 - ファーストヴィレッジ株式会社創立15周年。
  • 2022年(令和4年)12月 - 15周年記念に7冊目の著書「ヤバい! 準備力」上梓。

脚注

  1. ^ a b 読売新聞、2002年3月14日付朝刊21面
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 「市村 洋文」の記事一覧”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン). 2025年2月6日閲覧。
  3. ^ a b c d 株式会社ローソンエンタテインメント. “市村洋文|プロフィール|HMV&BOOKS online”. HMV&BOOKS online. 2025年2月6日閲覧。

著書

参考文献

  • 『財界』2002年 春季特大号(人・ヒト・ひと「成長企業の支援と富裕層への投資アドバイスで勝負」)、株式会社 財界研究所、2002年5月発行
  • 『21 Family』2011年 Autumn(2011年 秋の戦略会議講演録「万年赤字の支店を1年で全国トップにした『10のルール』」)、センチュリー21ジャパン グループ情報誌、2011年秋 発行
  • 『致知』2014年4月号(二十代をどう生きるか「与えられた現状で一所懸命努力する以外に成功なし」)株式会社 致知出版社、2014年3月1日発行
  • 『週刊現代』2014年5月10・17日合併号(栴檀は双葉より芳し「有名企業 わが社の『伝説の新人たち』」)、株式会社 講談社、2014年4月28日発行
  • 『プレジデント』2015年11月30日号(実証! 100%仕事がうまくいく資料の作り方「売り上げ月600億円達成を支えた『巻き紙のお礼状』」)、株式会社 プレジデント社、2015年11月9日発行
  • 『LISTEN Libraly』2016年8月号(オーナー経営者を応援する『伝説の営業マン』)、リスナーズ株式会社、2016年8月5日発行
  • PRESIDENT MOOK 特別編集版『頭のいい人の勉強法』(ノルマを達成し続ける新規開拓の秘密兵器「ペンディングノート」)、株式会社 プレジデント社、2016年12月31日発行
  • 『プレジデント』2017年5月15日号(一流セールスマンが熱血指導 目的別 仕事に役立つオフの過ごし方)、株式会社 プレジデント社、2017年4月24日発行
  • 『dancyu』2017年8月号(極私的! 東京手みやげ名人帖「接待のラストに極太巻きでダメ押しを」)、株式会社 プレジデント社、2017年7月6日発行
  • 『プレジデント WOMAN』2018年3月号(外さない逸品を聞きました「敏腕秘書の手土産リスト」)、株式会社 プレジデント社、2018年2月7日発行
  • 『TV ホスピタル』2018年4月号(マイナスをプラスに変えた分岐点「自分は何のために働いているのか、何の役に立っているのか」)、株式会社 さいど社、2018年4月1日発行
  • PHP BUSINESS『THE 21』2018年11月号(生産性が倍になる 手帳 & メモ・ノート超活用術)、株式会社 PHP研究所、2018年10月10日発行
  • TJ MOOK『人生が変わる メモと手帳のテクニック』(1億円稼ぐ超メモ術「絶対的ツール ブロックメモの魔力」)、株式会社 宝島社、2019年9月24日発行

外部リンク

  • ファーストヴィレッジ株式会社(https://firstvillage.co.jp/)



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