定貴人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/29 17:59 UTC 版)
定貴人(ていきじん、? - 道光22年12月14日(1843年1月24日))は、清の道光帝の妃嬪。姓は孫佳(スンギャ)氏または孫氏。満洲鑲紅旗の出身。提督桂明(行八)の姉。亡くなるまで40年以上にわたり道光帝に仕えていた。
生涯
最初、嘉慶帝第二皇子綿寧(後の道光帝)の潜邸に侍る格格として仕えた。
嘉慶25年(1820年)9月5日、孫氏は定貴人に封ぜられた。
道光元年(1821年)、恬嬪とともに承乾宮に居住。 道光11年(1831年)、儲秀宮に移る。道光18年(1838年)2月25日には延禧宮に住んでいた。
道光22年(1842年)12月14日、逝去した。12月17日、敬事房の首領・劉平が、定貴人の侍女大妞らの食事を停止するよう命じた。
道光25年(1845年)11月2日(卯の刻)、恬嬪の金棺とともに清西陵へ移され、同月7日、慕東陵に安葬された。
伝記資料
脚注
- 定貴人のページへのリンク