妙法寺 (桜川市)とは? わかりやすく解説

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妙法寺 (桜川市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/17 04:21 UTC 版)

妙法寺
妙法寺本堂
所在地 茨城県桜川市本郷13
位置 北緯36度21分50.6秒 東経140度03分25.0秒 / 北緯36.364056度 東経140.056944度 / 36.364056; 140.056944座標: 北緯36度21分50.6秒 東経140度03分25.0秒 / 北緯36.364056度 東経140.056944度 / 36.364056; 140.056944
山号 秋嬌山
院号 地蔵院
宗派 天台宗
本尊 水引地蔵菩薩
創建年 延暦年間(782年 - 806年
開山 広智国講師
開基 慈覚大師円仁
中興年 寛治年間(1087年 - 1094年
中興 藤原範明
札所等 北関東三十六不動尊霊場第33番
法人番号 9050005010279
妙法寺
妙法寺 (茨城県)
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妙法寺(みょうほうじ)は、茨城県桜川市にある天台宗寺院

歴史

延暦年間(782年 - 806年)、広智国講師が草庵を結んだことに由来する。その後、慈覚大師円仁がこの草庵を訪れ再建した。そういう歴史的経緯から円仁を開基としている[1]

承平天慶の兵乱により焼失した。しかし本尊の円仁作の地蔵菩薩は「沼のほとり」に避難し無事だった。この逸話から、「水縁地蔵尊」「水引地蔵尊」と呼ばれるようになった[1]

寛治年間(1087年 - 1094年)に藤原範明によって再建された[1]

即身仏

当寺には、即身仏が祀られている。1686年貞享3年)に入定した当寺住職舜義上人の即身仏である[2]関東地方で即身仏になることを志し、そして現在も祀られている唯一の事例である。

舜義上人は入定の際、中をくりぬいて空洞にした阿弥陀如来の石仏の中に入って即身仏となった[2]。通常は土中の木製の座棺に入るのが一般的であり、石仏の中に入った舜義上人は珍しい例である。

交通アクセス

脚注

  1. ^ a b c 33番札所:妙法寺(通称:金色不動尊)北関東三十六不動尊霊場会
  2. ^ a b 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年、47p

参考文献

  • 茨城県地域史研究会 編『茨城県の歴史散歩(歴史散歩8)』山川出版社、2006年



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