奥田哲也 (作家)
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奥田 哲也(おくだ てつや、1958年12月15日 - )は、日本の推理作家。
略歴
1984年、「懺悔」が星新一ショートショート・コンテスト優秀賞に選ばれて作家の道へ。1990年、『霧の町の殺人』で、講談社ノベルスから「新本格ミステリ」の作家として長編デビュー。星新一ショートショート・コンテスト出身で講談社ノベルスから長編デビューした新本格作家には、ほかに斎藤肇・太田忠司がいる。
近年は、井上雅彦のアンソロジー『異形コレクション』(光文社文庫)に作品を発表するなどしている。
作品
単著本
- 『霧の町の殺人』(講談社ノベルス) 1990年10月、のち改題『霧枯れの街殺人事件』(講談社文庫) 1995年8月
- 『三重殺』(講談社ノベルス) 1991年1月、のち講談社文庫 1996年7月
- 『絵の中の殺人』(講談社ノベルス) 1992年9月、のち講談社文庫 1996年11月
- 『赤い柩』(立風書房)1993年12月
- 『冥王(ハーデース)の花嫁』(講談社ノベルス) 1998年1月、講談社文庫 2003年7月
- 『エンド・クレジット』(廣済堂出版)1998年9月
アンソロジー収録短編
「」内が奥田哲也の作品
- 『異形コレクション』(井上雅彦監修)
- 「スマイリング・ワイン」(『ラブ・フリーク』、廣済堂文庫) 1998年1月
- 「Muse(ミューズ)」(『変身』、廣済堂文庫) 1998年3月
- 「ウォーター・ミュージック」 (『水妖(すいよう)』、廣済堂文庫) 1998年7月
- 「アリアドネー」(『チャイルド』、廣済堂文庫) 1998年11月
- 「鳥の囁く夜」(『グランドホテル』、廣済堂文庫) 1999年3月
- 「みどりの叫び」(『トロピカル』、廣済堂文庫) 1999年7月
- 「砂の獣」(『世紀末サーカス』、廣済堂文庫) 2000年1月
- 「ホーム」(『帰還』、光文社文庫) 2000年9月
- 「ロッキー越えて」(『十月のカーニヴァル』、カッパ・ノベルス) 2000年10月
- 「虹の彼方に」(『ロボットの夜』、光文社文庫) 2000年11月
- 「船の中の英吉利人」(『幽霊船』、光文社文庫) 2001年2月
- 「ドクター・レンフィードの日記」(『夢魔(むま)』、光文社文庫) 2001年6月
- 「仮面の庭」(『マスカレード』、光文社文庫) 2002年1月
- 「石の女」(『恐怖症』、光文社文庫) 2002年5月
- 「大麦畑でつかまえて」(『獣人』、光文社文庫) 2003年3月
- 「ストーリー・テラー」(『教室』、光文社文庫) 2003年9月
- 「素晴らしきこの世界」(『アジアン怪綺(ゴシック)』、光文社文庫) 2003年12月
- 「運命島」(『黒い遊園地』、光文社文庫) 2004年4月
- 「フニクラ」(『妖女』、光文社文庫) 2004年12月
- 「黄金の夢」(『アート偏愛(フィリア)』、光文社文庫) 2005年12月
- 「非業」(『伯爵の血族 紅ノ章』、光文社文庫) 2007年4月
- 「誘惑」(『ひとにぎりの異形』、光文社文庫) 2007年12月
- その他
関連項目
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