四肢専用MRIとは? わかりやすく解説

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四肢専用MRI

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/08/11 06:43 UTC 版)

四肢専用MRI(ししせんようMRI)は小型のMRIである。

特徴

通常のMRIは全身撮影であるのに対し、四肢専用MRIの撮像部位は肘・手・膝などの四肢に限定される。シールド室の必用がないモデルもあり(下記C-scan)、省スペースでの運用が可能である。また、総重量も全身用MRIと比べ軽量であるため、建物の構造上MRIが導入できない病院にも設置できる。オープンタイプで、お年寄りや閉所恐怖症の患者への負担が少ない。主に関節リウマチの早期発見や、スポーツ整形などで運用されている。

主な製品として、イタリアのESAOTE社が販売しているC-scanE-scanO-scan、およびGEヘルスケア・ジャパン株式会社が販売しているOptima MR430s 1.5Tがある。

C-scan

撮像部位は肘・手首・手・膝・足首・かかとである。シールド設置の必要がなく、省スペースでの運用が可能である。

E-scan

撮像部位は肩・肘・手首・手・膝・足首・かかとである。シールディングボックスを室内で組み立て、本体をボックス内へ設置し運用するタイプなので、設置する検査室の壁や天井などのシールド工事の必用がない。

O-scan

0.3Tの永久磁石を搭載した四肢専用MR。撮像部位は肘・手首・手・膝・足首・かかと・足である。オープン型MRI装置で低電力消費で、シールド工事が必要のない場合がある。 (販売名:Esaote MRイメージング装置O-scan 医療機器認証番号:224AABZX00083000)

Optima MR430s 1.5T

1.5Tの小型マグネットを搭載した四肢専用MR。撮像部位は肘・手首・手・膝・足首・かかと・足である。 人間工学に基づいて設計されたリクライニングチェアに座り、撮像部位のみを円筒形のマグネットに入れて撮像を行う。コンパクトであるため、省スペースでの導入が可能である。 (販売名:オプティマMR430s 1.5T医療機器認証番号:223ACBZX00003000)

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