四つの署名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/06 00:48 UTC 版)
『四つの署名』(よっつのしょめい、The Sign of Four)は、アーサー・コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズの長編小説の一つ。ホームズ作品の第2作で、第1作『緋色の研究』に目をつけたアメリカの出版社の依頼によって1890年に書かれ、『リピンコット・マガジン』に発表された[2]。『緋色の研究』と同じく2部構成で、第1章から第11章までで事件を、最後の12章で犯行に至った動機を描いている。
- ^ 第2章でメアリー・モースタンが父の失踪した1878年を「10年ほど前」という場面がある他、1882年5月4日を「6年ほど前」と言っている。
月日は第2章で今朝来た手紙(サディアス・ショルトーからの物)の消印が「7月7日」だが、「1882年から毎年5月4日に1粒づつ送られてくる真珠が今6粒」(=今年はまだこれが来る前=5月4日以前)という説明があり、第3章で当日の待ち合わせ時を「9月の宵」、第4章でサディアスが厚着するのを「蒸し暑い夜だというのに」と説明するなど一貫していない。 - ^ a b c アーサー・コナン・ドイル『四つのサイン』小林司、東山あかね訳、河出書房新社、1998年。ISBN 4-309-61042-0。 216-224頁(クリストファー・ローデンの解説)
- ^ “130年前から「名探偵といえばホームズ」と言われる本当の理由 現代にも通用するキャラクター造形”. PRESIDENT Online(プレジデントオンライン) (2020年11月20日). 2020年11月24日閲覧。
- ^ アーサー・コナン・ドイル『四つのサイン』小林司,東山あかね訳、河出書房新社、1998年。ISBN 4-309-61042-0。 179-180頁(オックスフォード版の注釈)
- ^ アーサー・コナン・ドイル『四つのサイン』小林司、東山あかね訳、河出書房新社、1998年。ISBN 4-309-61042-0。 268頁(訳者によるあとがき)
- ^ 深町真理子 訳『四人の署名』創元文庫、2011年、ISBN 978-4-488-10119-0。戸川安宣「解題」p.240
- ^ 深町真理子 訳『四人の署名』創元文庫、2011年、ISBN 978-4-488-10119-0。p.74訳注2
- ^ 当時は合法だった
- 1 四つの署名とは
- 2 四つの署名の概要
- 3 関連項目
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