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佐藤文子

佐藤文子の俳句

まんさくの花のへのへのもへじかな
みちのくの海を離れぬ浮人形
ゆるゆるとゆるゆる蛇に巻かれけり
ファクスを出て来る百万枚の枯葉
プライドを傷つけられて散る桜
一夜明け向きを変へたる鉄砲百合
下半身膨らんでくる冬木の芽
亀鳴けり男ばかりの終電車
割り箸のスカッと割れり夜鳴き蕎麦
合鍵を回す音せり雪しまき
啓蟄や人には言へぬ肉の色
地に還る枯葉は一度天に舞ひ
報われし恋も捨て頃春の泥
境界線有耶無耶にして甘野老
大海と知りて戻りぬ蝸牛
天辺に陽を片寄せて細雪
夫は他人猫は一族冬ざるる
安物のせんべい欲しがる男鹿かな
寄せ鍋や気になる人の箸に触れ
少年はや男の匂ひなんじゃもんじゃ
平行線も恋の道なり姫胡桃
復活祭闇は闇から生まれけり
心ここに無き人と居り女郎花
料峭の足にからみし博多帯
春が来て好みの穴の見つからず
春の海筋肉質の夫婦岩
春泥にまみれし雄綱引き回す
春燈や居留守の影の動きをり
暗がりを探してをりぬ熱帯魚
梅雨はげし骨まで濡れてしまひけり
汚れたる白鳥顔をあげられず
火傷せし舌を冷やせり恋の猫
烏瓜別れの間際の風を抱く
王さまの耳のはみ出す耳袋
現役を豪語してをり八十八夜
痩せ薬干乾びてをり聖五月
秋ざくらままごと遊びに父の無く
立冬や誰も探さぬかくれんぼ
筆おろす硯の海へ春満月
罪晴れて箸にからまる水雲かな
草の王つけて放らる軍手かな
裏道を逃げたる途中の蛇に遭ふ
走り根は怒りの動脈春時雨
追ふよりも追はれてみたし赤蜻蛉
退陣の案山子は天を睨みをり
逞しき聟連れてくる春一番
閻魔さま出かけて居りぬ雪地獄
隙間風胸に置かれし手を外す
風鈴の舌のもつれる隠れ宿
麦こがし舌に残れる男かな
 




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