二人でお茶を_(1950年の映画)とは? わかりやすく解説

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二人でお茶を (1950年の映画)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/01 05:51 UTC 版)

二人でお茶を
Tea for Two
監督 デイヴィッド・バトラー
脚本 ハリー・クローク
製作 ウィリアム・ジェイコブズ
出演者 ドリス・デイ
ゴードン・マクレイ
ジーン・ネルソン
音楽 ヴィンセント・ユーマンス
撮影 ウィルフレッド・M・クライン
編集 アイリーン・モラ
配給 ワーナー・ブラザース
公開 1950年9月2日
1952年6月7日
上映時間 98分
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $1,103,000[1]
興行収入 $3,652,000[1]
$2.4 million (US rentals)[2]
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二人でお茶を』(Tea for Two) は、1950年アメリカ合衆国ミュージカル映画

デイヴィッド・バトラーが監督した。オットー・ハーバックとフランク・マンデルによる脚本、ハーバック、アーヴィング・シーザーヴィンセント・ユーマンス他による音楽。

1925年のミュージカル『ノー・ノー・ナネット』から、ハリー・クロークとウィリアム・ジェイコブズが着想を得て改訂を加えて脚本を執筆した。

ストーリー

アンクル・マックス(S・Z・サコール)は姪の娘、息子が両親の古い服装を揶揄するのを嘆く。狂騒の20年代を回想し、ニューヨークのウェストチェスター郡に住むショービジネスに熱意があるナネット・カーター(ドリス・デイ)について語り始める。

ナネットはボーイフレンドでプロデューサーのラリー・ブレア(ビリー・デウルフ)のブロードウェイ作品に主演することになり、$25,000の出資を申し出る。ラリーが純情そうなベアトリス・ダーシー(パトリス・ワイモア)と二股をかけ、主役を替えようと考えていることをナネットは知らない。ナネットは裕福だがケチなアンクル・マックスに借金を依頼する。

アンクル・マックスは、24時間、ナネットが全ての問いに「ノー」と答えることができたなら$25,000を貸すという賭けをする。共演者たちがリハーサルのためナネットの家に集まると事態は複雑になる。ナネットと恋仲となったピアニストで作曲家のジミー・スミス(ゴードン・マクレイ)も被害を受ける。ナネットは賭けに勝つが、アンクル・マックスはウォール街大暴落により全ての資産を失う。ウィリアム・アーリー弁護士(ビル・グッドウィン)のみが支払い能力がある。ナネットのアシスタントであるポーリン・ヘイスティングス(イヴ・アーデン)はウィリアムを誘惑して説得し、上演を支援させる。公演『ノー・ノー・ナネット』が開幕し、大ヒットする。

現代に戻り、アンクル・マックスが話し終えると、ナネットとジミーが子供たちの待つ家に戻ってくる。

キャスト

ナネット役のドリス・デイとジミー役のゴードン・マクレイ
  • ナネット・カーター:ドリス・デイ
  • ジミー・スミス:ゴードン・マクレイ
  • トミー・トレイナー:ジーン・ネルソン
  • ポーリン・ヘイスティングス:イヴ・アーデン
  • ラリー・ブレア:ビリー・デウルフ
  • ウィリアム・アーリー:ビル・グッドウィン
  • メイベル・ワイリー:ヴァージニア・ギブソン
  • マックスウェル・ブルームハウス:S・Z・サコール
  • ベアトリス・ダーシー:パトリス・ワイモア

楽曲

  • I Know That You Know - ドリス・デイ、ジーン・ネルソン歌唱
  • Crazy Rhythm - パトリス・ワイモア、ジーン・ネルソン歌唱
  • I Only Have Eyes for You - ゴードン・マクレイ歌唱
  • 二人でお茶を Tea for Two - ドリス・デイ、ゴードン・マクレイ歌唱
  • I Want to Be Happy - ドリス・デイ、ゴードン・マクレイ歌唱
  • Do Do Do - ドリス・デイ、ゴードン・マクレイ歌唱
  • Oh Me! Oh My! - ドリス・デイ、ジーン・ネルソン歌唱
  • チャールストン Charleston - ビリー・デウルフ ダンス
  • Tea for Two (リプライズ) - ドリス・デイ、ジーン・ネルソン歌唱
  • Here in My Arms - ドリス・デイ歌唱
  • No, No, Nanette - ドリス・デイ、ジーン・ネルソン歌唱
  • Tea for Two (フィナーレ) - ドリス・デイ、ゴードン・マクレイ歌唱

制作

ドリス・デイがトップで名を冠した最初の映画であり、初めてダンスを披露した映画である[3]

前年の『It's a Great Feeling』に引き続き、デイヴィッド・バトラー監督とデイが組んだ。その後も2人は『ブロードウェイの子守唄英語版』、『四月のパリ英語版』、『銀色の月明かりの下で』、『カラミティ・ジェーン』を共に制作した。

レイ・ハインドフは本作でミュージカル・シーンの演出を務め、ジーン・ネルソン、エディ・プリンツ、ルロイ・プリンツが振付を担当した。ダグラス・ベーコンがアートディレクター、リア・ローズが衣装デザインを務めた。

1955年、ゴードン・マクレイ、ジーン・ネルソンは『オクラホマ!』で共演した。

興行収入

ワーナー・ブラザースの記録によると、アメリカ国内で$2,322,000、国外で$1,330,000の興行収入があった[1]

評価

受賞歴

トミー役のジーン・ネルソンがゴールデングローブ賞新人男優賞を受賞した。

出典

  1. ^ a b c Warner Bros financial information in The William Schaefer Ledger. See Appendix 1, Historical Journal of Film, Radio and Television, (1995) 15:sup1, 1-31 p 31 DOI: 10.1080/01439689508604551
  2. ^ 'The Top Box Office Hits of 1950', Variety, January 3, 1951
  3. ^ Tea for Two”. Turner Classic Movies. 2022年1月10日閲覧。

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