上唇小帯切除術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/11 03:19 UTC 版)
上唇小帯が高位付着や肥大している場合、上顎両側中切歯間で正中離開が生じることがある。通常であれば側切歯の萌出とともに上顎両側中切歯間の間隙はなくなるが、解消されない場合には切除術や矯正治療の対象となる。 術式として用いられているのは、 Z形成法(E.Kruger,1971) VY型切除法(E.Kruger,1971) V型切除術(J.J.Starshak,1980) などがある。 術式は簡便であるV型切除法を例にとると、局所麻酔後に小帯を基始部より切除し、菱形にできた創面をそのまま縫合する。 グラフトなどを行わない場合、20〜50%で再発の可能性がある。
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