ロヒニ_(人工衛星)とは? わかりやすく解説

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ロヒニ (人工衛星)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/02 18:01 UTC 版)

Rohini Satellite Series
所属 ISRO
任務 技術実証衛星
打上げ日時 1979-08-10 (RTP)
1980-07-18 (RS-1)
1981-05-31 (RS-D1)
1983-04-17 (RS-D2)
打上げ機 SLV
輸送ロケット SLV
打上げ場所 SDHC
任務期間 20ヶ月(RS-1)
9日(RS-D1)
17ヶ月(RS-D2)
軌道減衰 1981-06-08 (RS-D1)
1990-04-19 (RS-D2)
公式サイト ISRO
質量 30 Kg(RTP), 35Kg (RS-1), 38Kg(RS-D1), 41.5Kg (RS-D2)
消費電力 3W(RTP)
16W (RS-1,RS-D1,RS-D2)
電池 Ni-Cd
軌道要素
軌道 400km LEO
軌道傾斜角 46°(RS-1, RS-D1, RS-D2)
高度 305 x 919 Km (RS-1), 186 x 418 Km (RS-D1), 371 x 861 Km (RS-D2)
搭載機器
主要搭載機器 Launch Vehicle monitor
Solid State camera(RS-D2)

ロヒニローヒニー(Rohini)はインド宇宙研究機関によって打ち上げられた4機の人工衛星に与えられた名前。ロヒニシリーズの4機すべてがサティシュ・ダワン宇宙センターからSLVによって打ち上げられ、その内3機は軌道投入に成功した。

RTP

ロヒニ・テクノロジー・ペイロード(Rohini Technology Payload)は35kgのスピン安定型試験用人工衛星で、電力は3W。1979年8月10日に打ち上げられた。衛星にはロケットをモニターする装置が搭載されていた[1]。SLVの部分的成功(partially successful)によって衛星は予定軌道には達しなかった[2]

RS-1

RS-1は35kgのスピン安定型試験用人工衛星で、電力は16W。1980年7月18日に打ち上げられ、軌道傾斜角44.7°、高度305 x 919kmの軌道投入に成功した。衛星はSLVの4段目のデータを提供した。軌道寿命は20ヶ月だった[3]

RS-D1

RS-D1は38kgのスピン安定型試験用人工衛星で、電力は16W。1981年5月31日に打ち上げられた。ロケットの部分的成功により予定された高度には達せず、わずか9日の軌道寿命だった。軌道傾斜角は46°、高度は186 x 418km。衛星にはリモートセンシング用の固体カメラが搭載されていた[4]

RS-D2

RS-D2は41.5kgのスピン安定型試験用人工衛星で、電力は16W。1983年4月17日に高度371 x 861km、軌道傾斜角46°の軌道に投入された。衛星は17ヶ月間運用され、メインペイロードのセンサーカメラで2500枚以上の写真を撮影した。カメラの領域は可視領域と赤外線領域。1990年4月19日に大気圏再突入した[5]

関連項目

参考文献

  1. ^ RTP”. ISRO. 2010年8月30日閲覧。
  2. ^ SLV3”. ISRO. 2010年8月30日閲覧。
  3. ^ RS-1”. ISRO. 2010年8月30日閲覧。
  4. ^ RS-D1”. ISRO. 2010年8月30日閲覧。
  5. ^ RS-D2”. ISRO. 2010年8月30日閲覧。



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