ラ・ロシェル港の眺めとは? わかりやすく解説

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ラ・ロシェル港の眺め

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 18:06 UTC 版)

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『ラ・ロシェル港の眺め』
フランス語: Vue du port de La Rochelle
作者 クロード・ジョセフ・ヴェルネ
製作年 1762年
寸法 165 cm × 263 cm (65 in × 104 in)
所蔵 フランス国立海洋博物館フランス語版パリ

ラ・ロシェル港の眺め』(ラ・ロシェルこうのながめ、フランス語: Vue du port de La Rochelle)は、フランス王国の画家クロード・ジョセフ・ヴェルネが描いた絵画。連作『フランスの港』を構成する一作品である。

解説

1761年7月から翌1762年7月にかけて、ラ・ロシェルで制作された[1]。同年のサロンに出展される『ロシュフォール港の眺め』(朝の光景)と対照をなすように、満潮時すなわち夕暮れの空気が湿ったような光景が描かれている[2]

画面前景の岸には、地方色豊かな装束の女性たちとともに、港での諸々の労働に従事する人々が描かれている[1]。印象的な一本の大木が、風の動きを暗示すると同時に、雑然としがちなこの風俗的描写を引き締める役割を果たしている[1]

岸の果てには港の入口を示す『サン=ニコラの塔』があり、その対岸には『鎖の塔』が描かれている[1]。向こう岸には教会や人家が立ち並び、両岸に挟まれた海上では大小の船が行きかう様子が描かれ、日暮れ時の慌ただしさが暗示される[1]

出典

  1. ^ a b c d e 大野 1996, p. 171.
  2. ^ 矢野 1998, p. 56.

参考文献




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