ベンチ・クレーター隕石とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ベンチ・クレーター隕石の意味・解説 

ベンチ・クレーター隕石

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/27 20:03 UTC 版)

アポロ12号の船外活動

ベンチ・クレーター隕石(ベンチ・クレーターいんせき、: Bench Crater meteorite)は1969年11月15日に採集されて、アポロ12号の月面探査で持ち帰られた土壌サンプルの中から発見された隕石の破片である。"嵐の大洋"の中の"既知の海"の着陸点の近くの微小クレーター、ベンチ・クレーターで発見された。地球外で採集された最初の隕石である [1]

アポロ12号のミッションでピート・コンラッドアラン・ビーンは月面でのべ31.5時間の船外活動を行い、31kgの土壌サンプルを持ち帰った。レゴリス12037のサンプルから3mmほどの破片、サンプル名、112-6が隕石破片と同定された。1971年にウッドがタイプIIの炭素質コンドライトであることを発表し[2]、1976年にマクシーンが成分調査の結果を報告した。

成 分 含有量(%) シリコンに対する
相対比 (%)
Na
0.67
4.6
Mg
16.77
110.0
Al
1.59
9.3
Si
17.67
P
0.44
2.2
S
5.3
26.3
K
0.08
0.34
Ca
1.00
4.0
Ti
0.06
0.25
Cr
0.41
1.3
Mn
0.08
0.22
Fe
15.31
44.0
Ni
1.34
3.6

脚注

  1. ^ Harry Y. McSween Jr, « A new type of chondritic meteorite found in lunar soil », dans Earth and Planetary Science Letters, Elsevier B.V., vol. 31, no 2, 1976, p. 193—199
  2. ^ J. A. Wood, U. B. Marvin, J. B. Reid, G. J. Taylor, J. F. Bower, B. N. Powell et J. S. Dickey, « Mineralogy and petrology of the Apollo 12 lunar samples », dans Smithson. Astrophys. Obs. Spec. Rep., vol. 333, 1972, p. 177—184

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ベンチ・クレーター隕石」の関連用語

ベンチ・クレーター隕石のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ベンチ・クレーター隕石のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのベンチ・クレーター隕石 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS