プロジェクトマネジメント知識エリアとは? わかりやすく解説

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プロジェクトマネジメント知識エリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/25 08:10 UTC 版)

プロジェクトマネジメント知識エリア(プロジェクトマネジメントちしきエリア)

説明

PMBOKではプロジェクトマネジメントを行う上で必要となる要素を、10種類の知識エリアにまとめている[1][2]

10種類の内訳はQCD(Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期)の3点に加え、目標達成に至るまでの6種類のコントロール対象、そしてプロジェクト全体を統合的に管理する「統合管理」となっている。

10種類の知識エリア

プロジェクト統合マネジメント
以降9種類の知識エリアで定義された各プロセスを統合する知識エリア。
プロジェクト・スコープ・マネジメント
プロジェクトで必要な作業内容、作業範囲を明確にするための知識エリア。
プロジェクト・タイム・マネジメント
プロジェクトをスケジュール内に完了させるための計画やコントロールなどのプロセスを定義した知識エリア。
プロジェクト・コスト・マネジメント
プロジェクトにかかるコストを計画し、予算内でプロジェクトを完了させるための知識エリア。
プロジェクト・品質・マネジメント
プロジェクトの成果物とその作成プロセスの品質をマネジメントするための知識エリア。
プロジェクト・資源・マネジメント
プロジェクトを円滑に遂行するために、ヒトやモノの資源を適材適所に配置してマネジメントするための知識エリア。
プロジェクト・コミュニケーション・マネジメント
この知識エリアではメンバー、クライアント、その他ステークホルダー間のコミュニケーションを円滑に行い、縦横の情報連携をマネジメントするためのプロセスが定められている。
プロジェクトで発生する情報の収集、共有などのチャネルを作成し、ステークホルダー間のコミュニケーション上の問題点を解消するための知識エリア。
プロジェクト・リスク・マネジメント
発生するとプロジェクト進行に影響を及ぼす不確実性を特定し、必要な対応策(回避・転嫁・軽減・受容)を講じるための知識エリア。
リスクにはポジティブな好機・ネガティブな脅威の両方が考えられますが、出来る限り脅威を排除しつつ、好機を最大化することが求められる。
プロジェクト・調達・マネジメント
プロジェクトの成果物を内製ではなく、外部に依頼や調達をして作成する際のマネジメントを行うためのプロセスを定義している知識エリア。
プロジェクト・ステークホルダー・マネジメント
プロジェクトのステークホルダー(利害関係者)との関係構築を行い、プロジェクト目標の達成に向けてポジティブな効果を促進するためのマネジメントを定めた知識エリア。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ The 10 Project Management Knowledge Areas (PMBOK)”. 2022年6月3日閲覧。
  2. ^ PMBOKとは?知識エリアも解説”. 2022年9月1日閲覧。

関連項目

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