ビュジェ (ワイン)とは? わかりやすく解説

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ビュジェ (ワイン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/17 03:58 UTC 版)

ビュジェ(Bugey)は、フランス南東部の歴史的地方名の一つで、現在はワインの産地名として用いられている。

歴史的地方名

現在のローヌ=アルプ地域圏アン県から、スイスの南西部、ジュネーヴ付近までを含む地域である。

ワイン

AOCビュジェは、2009年5月28日に、INAO(フランス国立原産地名統制委員会)によって、VDQSワインからAOCへの昇格が認められたワイン産地である。

圏内の67ヶ村、500haの畑で生産されており、白が多いが、赤やロゼ、それにスパークリングワインも作られている。赤ワインは、ブルゴーニュのぶどう品種であるピノ・ノワールガメ、それにこの地方の固有品種であるモンドゥーズで作られるが、ピノ・ノワール種だけで作られるものもある。白ワインは、シャルドネやピノ・グリなど、いくつかの品種が認められているが、ルーセットという品種で作られるワインは、特有のアロマを持っている。

ジュラのワインを産するジュラ県が北に、ボジョレーローヌワインを産するローヌ県が西に、サヴォワのワインを産するオート=サヴォワ県が東に隣接するため、ワインの参考書などでは、ジュラやローヌ、サヴォワのワインの一つとして書かれていることがあるが、ぶどう品種などがそれらと全く違っており、単立のワイン産地とすべきである。

まだAOCに昇格したばかりのため、あまり優れたものは出ておらず、日本にもほとんど入荷していない。




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