パイプライン演算子とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > パイプライン演算子の意味・解説 

パイプライン演算子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/21 14:24 UTC 版)

パイプライン演算子(パイプラインえんざんし、英語: Pipe Operator)(|>)は、ある式の結果を別の式に1つ目の引数として渡す演算子である。

主に、関数の引数に他の関数を書くことにネストが深くなり、コードが読みにくくなるのを防ぐためにある。

ElixirF#R言語などにある。

Elixirの例である。

String.split(String.upcase(String.trim(" Hello, world "))) #=> ["HELLO," "WORLD"]

このように、パイプ演算子を使うことによって、よりコードが直感的に読めるようになる

" Hello, world " |> String.trim |> String.upcase |> String.split #=> ["HELLO," "WORLD"]

言語別のパイプライン演算子

Elixir

「Hello, world」を表示するプログラムである。

IO.puts "Hello, world!"

これはパイプライン演算子を使って、次のように記述できる。

"Hello, world!" |> IO.puts

R

リストを平坦化して各項を2倍する処理は次のように書ける。

[1, [2], 3] |> List.flatten |> Enum.map(&(&1 * 2))

F#

F#におけるパイプライン演算子の使用例である。

let result = 100 |> function1 |> function2

JavaScript

JavaScriptにおけるパイプライン演算子の使用例である。(JavaScriptにおいては、ECMAScript草案のステージ1に当たる段階なので、動作しない可能性があることに留意[1])

let result = 100 |> function1 |> function2

Haskell

Haskellにおけるパイプライン演算子の使用例である。Haskellでは&[2]を使用する。

result = 100 & function1 & function2

外部リンク

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「パイプライン演算子」の関連用語

パイプライン演算子のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



パイプライン演算子のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのパイプライン演算子 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS