ハリー・ワトラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/04 15:09 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ハリー・ワトラス Harry Watrous |
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生誕 | 1857年9月17日![]() |
死没 | 1940年5月10日![]() |
著名な実績 | 画家、NAD校長 |
ハリー・ワトラス(Harry Willson Watrous、1857年9月17日 - 1940年5月10日)はアメリカ合衆国の画家である。
略歴
サンフランシスコで生まれた。1881年からパリに5年間滞在し、私立の美術学校、アカデミー・ジュリアンや、写実主義の画家レオン・ボナのアトリエで学んだ。ジャン=レオン・ジェロームやウィリアム・アドルフ・ブグロー、特にロマン主義の画家、ジャン=ルイ=エルネスト・メッソニエの影響を受けたとされる[1] 。
1895年からニューヨークの美術学校、ナショナル・アカデミー・オブ・デザインで働くようになり、1898年から1920年は事務局を務め、1933年から1934年の間校長も務めた。人物画や夜景や静物画を描いた晩年は目を悪くし、独特な質感の女性像を描いた[2]。
作品
ジョージ湖の怪物
ワトラスは、「ジョージ湖の怪物」(Lake George Monster)として1904年にニューヨークの新聞に報じられた事件の仕掛け人であった。釣果を競う賭けの相手が、作り物の魚でからかった仕返しに3mほどの材木をつかって正体不明の生き物の像を作り、ロープで引っ張って、賭けの相手を驚かせた。30年後に種明かしをして、その時作った生き物の像はジョージ湖歴史博物館(Lake George Historical Museum)に展示されている。
脚注
- ^ Harry Watrous (1857 - 1940) Retrieved on 10 Mar 2018
- ^ The Passing of Summer // The Met
参考文献
- Caldwell, John (1994), “Harry W. Watrous”, in Kathleen Luhrs, American Paintings in the Metropolitan Museum of Art, Vol. 1, Metropolitan Museum of Art, ISBN 9780870992445
- Conrads, Margaret (1990), “Harry Willson Watrous”, American Paintings and Sculpture at the Sterling and Francine Clark Art Institute, New York: Hudson Hills, ISBN 9781555950507
- Watrous, Harry Wilson, Haggin Museum
- Harry Willson Watrous, National Academy Museum
- The Passing of Summer, Metropolitan Museum
- Hall, Anthony (17 October 2014), “The House that Harry and Elizabeth Watrous Built”, Lake George Mirror
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