ノーンチャーン郡とは? わかりやすく解説

ノーンチャーン郡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/06 20:02 UTC 版)

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座標: 北緯15度23分29秒 東経99度50分29秒 / 北緯15.39139度 東経99.84139度 / 15.39139; 99.84139

ノーンチャン郡
ノーンチャン郡の位置
情報
タイ語名 อำเภอหนองฉาง
ウタイターニー県
地理番号 6104
郵便番号 61110
統計
面積 341.2 km2
人口 44,825 人 (2005年)
人口密度 131.4 人/km2
行政
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ノーンチャーン郡(ノーンチャーンぐん)はタイ北部・ウタイターニー県にある郡(アムプー)である。

名称

ノーンチャーンとは、「倉の池」という意味である。

歴史

ノーンチャーンの歴史は古くドヴァーラヴァティー時代からあったものと推測されている。その後、スコータイ王朝時代にターオ・マハープロムという君主が入植しムアン・ウタイと呼ばれる都市をつくった。これが、現在のウタイターニー県の原型である。

その後、アユタヤ王朝時代には畿内の第4級国になり、オークヤー・ピチャイスントーンと呼ばれる官吏が治める国となった[1]。その後、アユタヤ王朝時代には、ラーマ1世の父親などの人材を輩出している。

1767年、アユタヤがビルマの軍門に下ると、ムアン・ウタイの住人はビルマの捕虜にとられた。そこで、救国の王タークシンが、ムアン・ウタイを再建し、ルワン・ソーラウィチットを国主にした。このルワン・ソーラウィチットは後にチャクリー王朝下でチャオプラヤー・プラクラン (ホン)となり『サームコック』や『ラーチャーティラート』などの名作を残す人物である。

ラーマ3世(ナンクラオ)はスア・パヤックウィチエンをムアン・ウタイの国主として派遣するが、この人物は、当時チャイナートの管轄下にあったサケークラン(現・ウタイターニー)に居した。このため、ウタイターニーの中心がサケークランに移り、後にサケークランはウタイターニーの県の管轄に移り、県庁所在地となった。このため、ムアン・ウタイは重要性が下がる。1902年にはムアン・ウタイからノーンチャーン郡へと名を変えた。

地理

郡はチャオプラヤー川の支流が形成した平地にあるが、郡東部はやや山がちである。

交通は国道333号線が東から南西に通っており、東はウタイターニー、南はウートーンに通じている。国道3013号線が北に延びており、ラートヤーオとつながっている。また、3438号線が北西に延びておりメープーンとつながっている。

経済

郡内の主要な産業は農業であり、主要な産物は米、トウモロコシである。

行政区分

郡は10のタムボンに分かれさらにその下位に95の村(ムーバーン)がある。自治体(テーサバーン)が設置されており以下のようになっている。

  • テーサバーンタムボン・ノーンチャーン・・・タムボン・ノーンチャーン、タムボン・ノーンスワンの一部
  • テーサバーンタムボン・カオバーンクレーク・・・タムボン・カオバーンクレークの全体

以下は郡内のタムボンの一覧である。

  1. タムボン・ノーンチャーン・・・ตำบลหนองฉาง
  2. タムボン・ノーンヤーン・・・ตำบลหนองยาง
  3. タムボン・ノーンナーンヌワン・・・ตำบลหนองนางนวล
  4. タムボン・ノーンスワン・・・ตำบลหนองสรวง
  5. タムボン・バーンカオ・・・ตำบลบ้านเก่า
  6. タムボン・ウタイカオ・・・ตำบลอุทัยเก่า
  7. タムボン・トゥンポー・・・ตำบลทุ่งโพ
  8. タムボン・トゥンポン・・・ตำบลทุ่งพง
  9. タムボン・カオバーンクレーク・・・ตำบลเขาบางแกรก
  10. タムボン・カオクワーントーン・・・ตำบลเขากวางทอง

脚注

  1. ^ 石井米雄 「アユタヤ王朝の統治範囲を示す『三印法典』中の三テキスト」 『タイ近世研究序説』 岩波書店、1999年、pp.127-165, ISBN 9784000012898

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