トンマーゾ1世 (サルッツォ侯)とは? わかりやすく解説

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トンマーゾ1世 (サルッツォ侯)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/06 04:42 UTC 版)

トンマーゾ1世
Tommaso I
サルッツォ侯
在位 1244年 - 1296年

出生 1239年
サルッツォ侯国サルッツォ
死去 1296年
サルッツォ侯国サルッツォ
配偶者 ルイーザ(アロイジア)・ディ・チェーヴァ
子女 本文参照
家名 デル・ヴァスト家
父親 サルッツォ侯マンフレード3世
母親 ベアトリーチェ・ディ・サヴォイア
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妃ルイーザ(アロイジア)・ディ・チェーヴァ

トンマーゾ1世イタリア語:Tommaso I, 1239年 - 1296年)は、サルッツォ侯(在位:1244年 - 1296年)。サルッツォ侯マンフレード3世ベアトリーチェ・ディ・サヴォイアの息子[1]サヴォイア伯アメデーオ4世の外孫にあたる[1]

生涯

トンマーゾ1世の治世下でサルッツォは繁栄し、先祖が得られなかった威厳を手に入れた。トンマーゾ1世は2世紀にわたり変化がなかった領地を拡大させ、カルマニョーラを加えた。また、しばしばアスティと対立し、シャルル・ダンジューとそのイタリア王位継承の主張に対し立ちはだかった。トンマーゾ1世はその在位中にサルッツォを自由都市とし、トンマーゾの名の下に支配する執政長官(Podestà)をおいた。トンマーゾは自身の城と要塞(roccaforti)をしっかりと守り、また複数の町に新たに建設した。

結婚と子女

トンマーゾ1世はルイーザ(アロイジア)・ディ・チェーヴァと結婚し、以下の子女をもうけた。

  • マンフレード4世(1262年 - 1340年) - サルッツォ侯[1]
  • アリーチェ(1292年没) - 8代アランデル伯リチャード・フィッツアランと結婚[2]
  • エレオノーラ(1265年以前 - 1315年以降) - サヴォーナ侯コッラード・デル・カッレットと結婚|
  • ヴィオランテ(1339年以降没) - オピッツィーノ・スピーノラ英語版と結婚、ミラノ僭主ルキーノ・ヴィスコンティと再婚。
  • フィリッポ(1324年10月没) - サルデーニャ総督。1292年にシビッラ・ディ・ペラルタ(1321年没)と結婚、1324年にアガルブルサ・ディ・セルベラと再婚。
  • ジョヴァンニ(1272/6年 - 1329年以降) - ドリアーニ領主
  • ボニファーチョ(1325年頃没) - 修道士
  • ジョルジョ(1349年以降没) - 修道士
  • ベアトリーチェ
  • ルイージア
  • アンナ - マンフレード・ベッカリアと結婚
  • コスタンツァ - 修道女
  • マルゲリータ(1313年以降没) - レヴェッロの修道女
  • アリアーナ(1313年以降没) - レヴェッロの修道女
  • カタリーナ(1313年以降没) - レヴェッロの修道女

脚注

  1. ^ a b c Chaubet 1984, p. 125.
  2. ^ Coke 2016, p. 72.

参考文献

  • Chaubet, Daniel (1984). “Une enquête historique en Savoie au XVe siècle” (French). Journal des savants n°1-2: 93-125. doi:10.3406/jds.1984.1477. 
  • Coke, Karen (2016). “Lambert Barnard, Bishop Shirborn's 'Paynter'”. Art, Literature and Religion in Early Modern Sussex. Routledge 
先代
マンフレード3世
サルッツォ侯
1244年 - 1296年
次代
マンフレード4世



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