データの差分抽出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 00:11 UTC 版)
データ圧縮はデータの差分抽出 (data differencing) の特殊ケースとみることもできる。データの差分抽出は「ソース」と「ターゲット」の「差分」を抽出し、「ソース」と「差分」から「ターゲット」を再現できるようにするものだが、データ圧縮は「ターゲット」から圧縮したデータを作り、「ターゲット」をその圧縮したデータのみから再現する。したがって、データ圧縮は「ソース」が空の場合の差分抽出とみなすことができ、圧縮データは「無からの差分」に対応する。これは、情報量(データ圧縮に相当)がカルバック・ライブラー情報量(差分抽出に相当)の初期データがない特殊ケースと対応しているのと同じである。 このような関係を強調したい場合、データの差分抽出を「差分圧縮」(differential compression) と呼ぶことがある。 「差分符号化」も参照
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