ディープライブラリー・プロジェクトとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ディープライブラリー・プロジェクトの意味・解説 

ディープライブラリー・プロジェクト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/31 10:14 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ディープライブラリー・プロジェクト
URL dlib.jp
使用言語 日本語
タイプ 蔵書検索
運営者 ディープライブラリー・プロジェクト
スローガン ディープな図書館みつかる
設立日 2015年11月
現状 運営中

ディープライブラリー・プロジェクトとは、日本国内における専門図書館を見つけるウェブサービスの提供を目的[1]とし、専門図書館における所蔵資料の横断検索サービス「ディープライブラリ・プロジェクト(dlib)」を運営している[2]

概要

ディープライブラリー・プロジェクトが運営し、専門図書館協議会及びBICライブラリが後援している[3]。ディープライブラリー・プロジェクトは委員会制で、公共図書館の横断検索サイトを運営する株式会社カーリルの吉本龍司ほか、専門図書館の職員など6名が委員となって運営している[4]。 「ディープライブラリー・プロジェクト」の名前は、吉本龍司が「専門図書館ってディープだよね」と評したことに由来する[5]。これは、 公共図書館が分野横断で資料を保有し、より専門的な資料を専門図書館が保有していれば、利用者のニーズに合わせる形で専門図書館を紹介することができる。この考え方を公共図書館に比べてより深いという意味を込めた[6]

沿革

BICライブラリが2013年に開始した近隣の図書館との横断検索の事業計画が端緒となっている[7]。2014年3月、BICライブラリと市政専門図書館との横断検索が実現し[8]、さらに2014年12月19日の打合せの頃から、dlibの名前が使われ始めた[9]。ディープ・ライブラリープロジェクト実行委員会の本部は、BICライブラリに置くことになった[10]。 2015年11月にディープライブラリー・プロジェクトの横断検索機能がリリースされた[2]。 2016年10月4日、dlibは新バージョンと旧バージョンを統合し、リニューアルされた[11]

特徴

検索対象となる図書館を意識せず、国内の専門図書館の資料を検索できることを意識している[1]。2018年3月現在で、約100館を超える専門図書館が参加している[1]。所蔵資料を探すこととともに、調べたいテーマに特化した図書館自体を探せるように考えられている[1]。具体的には、検索結果がなくても、「結果なし」という情報だけではなく、その分野に関する情報をもっているであろう図書館を案内する[1]

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e 吉本 2018, p. 28.
  2. ^ a b 国立国会図書館 2015.
  3. ^ dlib.jp”. 2018年12月23日閲覧。
  4. ^ <ディープライブラリープロジェクトについて> http://blog.dlib.jp/archive/2016/10/03 2018年12月29日閲覧
  5. ^ <ディープ・ライブラリープロジェクトの誕生秘話> http://blog.dlib.jp/entry/2015/10/29/074743 2018年12月29日閲覧
  6. ^ 吉本 2016, p. 453.
  7. ^ 結城 2016.
  8. ^ 高野 2016, p. 38.
  9. ^ 高野 2016, p. 39.
  10. ^ 具体的なディープ・ライブラリーの仕様を固める http://blog.dlib.jp/entry/2015/10/29/074656 2018年12月23日閲覧
  11. ^ <dlibリニューアルのお知らせ> http://blog.dlib.jp/entry/2016/10/05/104137 2018年12月23日閲覧

参考文献

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ディープライブラリー・プロジェクト」の関連用語

ディープライブラリー・プロジェクトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ディープライブラリー・プロジェクトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのディープライブラリー・プロジェクト (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS