ザ・ウォッチャーズ (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/21 15:05 UTC 版)
ザ・ウォッチャーズ | |
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The Watchers | |
監督 | イシャナ・ナイト・シャマラン |
脚本 | イシャナ・ナイト・シャマラン |
原作 | A・M・シャイン 『The Watchers』 |
製作 | M・ナイト・シャマラン アシュウィン・ラジャン ニミット・マンカド |
製作総指揮 | ジョー・ホームウッド |
出演者 |
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音楽 | アベル・コジェニオウスキ |
撮影 | イーライ・アレンソン |
編集 | ヨープ・テル・ブルフ |
製作会社 | ブラインディング・エッジ・ピクチャーズ Inimitable Pictures |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 102分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $30,000,000 |
興行収入 | $33,000,000 |
『ザ・ウォッチャーズ』(原題ː The Watchers)は、2024年のアメリカ合衆国の超自然的ホラー・ファンタジー映画。A・M・シャインの同名小説を原作に、M・ナイト・シャマランが製作、その娘イシャナ・ナイト・シャマランが脚本と自身初の監督を務め、ダコタ・ファニングが主演を務めた。
本作は、2024年6月7日にアメリカで劇場公開された。批評家からは否定的な評価を受け、全世界で3,300万ドルの興行収入を記録した。
ストーリー
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この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。
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ペットショップで働く28歳のアーティストのミナは、インコを動物園に届ける道中で突然車が故障し、地図にない不気味な森に迷い込む。辺りを見回し車に戻るが、乗ってきた車が消えてしまう。どこか避難できる場所がないか探索していると、森の中にガラス張りの部屋を見つける。そこには既に、年齢の異なる男女3人がいて、毎晩訪れる謎の“何か”に監視されることになる。
キャスト
- ミナ/ルーシー: ダコタ・ファニング(安済知佳)
- キアラ: ジョージナ・キャンベル(吉田麻実)
- マデリン: オルウェン・フエレ(榊原良子)
- ダニエル: オリバー・フィネガン(沢城千春)
- ジョン: アリスター・ブラマー(豊田茂)
- ローリー・キルマーティン教授: ジョン・リンチ
製作
2023年2月、ニュー・ライン・シネマは、長編映画監督デビュー作となるイシャナ・ナイト・シャマランが脚本・監督を務める『The Watchers』を製作すると発表した[3]。同年4月、ダコタ・ファニングとジョージナ・キャンベルがキャストに加わった[4][5]。
主要撮影は2023年7月から9月までダブリン、ウィックロー、ゴールウェイで行われた[6][7]。2023年7月中旬には、SAG-AFTRAストライキ期間中も撮影を続行する暫定協定が認められた[6]。
本作は、イシャナの父であるM・ナイト・シャマランが自己資金で製作し、ワーナー・ブラザースに3,000万ドルで売却された[8]。
公開
2024年6月7日にワーナー・ブラザース・ピクチャーズからアメリカ、イギリス、アイルランドで劇場公開された[9]。
評価
興行収入
アメリカとカナダで1,910万ドル、外国では1,390万ドル、全世界で3,300万ドルとなった[10][11]。
アメリカとカナダでは『バッドボーイズ RIDE OR DIE』と同日に3,350館で公開され、公開初週の興行収入は800~1,000万ドルだと予想された[12]。初日の興収は290万ドル(うち木曜夜の試写で100万ドル)、公開初週の興収は700万ドルで、4位に終わった[8][13][11]。
批評家の反応
レビュー収集サイトのRotten Tomatoesでは、181件の批評家レビューがあり、支持率33%で、平均点は4.9/10となっている。批評家の総意は「不気味なムードに満ちているが、分かりにくい脚本が邪魔をしており、退屈になるまで長い時間視線を留めることしかできない。」としている[14]。
Metacriticでは、38件の批評家レビューがあり、加重平均値は46/100となっている[15]。
出典
- ^ “『ザ・ウォッチャーズ』9月25日デジタルセル先行配信開始!10月23日ブルーレイ&DVD発売、DVDレンタル開始!”. 【ワーナー公式】. ワーナー ブラザース ジャパン. 2024年8月23日閲覧。
- ^ “ザ・ウォッチャーズ[吹]”. スターチャンネル 2025年4月13日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (2023年2月14日). “Ishana Night Shyamalan Making Directorial Debut With New Line ‘The Watchers’” (英語). Deadline.com. オリジナルの2023年2月14日時点におけるアーカイブ。 2025年4月10日閲覧。
- ^ Grobar, Matt (2023年4月26日). “Dakota Fanning Joins ‘The Watchers’ Movie From Ishana Night Shyamalan, New Line” (英語). Deadline.com. オリジナルの2023年4月26日時点におけるアーカイブ。 2025年4月10日閲覧。
- ^ Kit, Borys (2023年4月28日). “Barbarian Star Georgina Campbell Joins The Watchers” (英語). The Hollywood Reporter. オリジナルの2023年4月28日時点におけるアーカイブ。 2025年4月10日閲覧。
- ^ a b Kay, Jeremy (2023年7月20日). “Sam Raimi horror, ‘The Watchers’ among new indie shoots approved by SAG-AFTRA” (英語). Screen Daily 2025年4月10日閲覧。
- ^ Rajput, Priyanca (2023年9月5日). “Ishana Shyamalan's debut feature The Watchers wraps in Dublin” (英語). Screen Global Production 2025年4月10日閲覧。
- ^ a b D'Alessandro, Anthony (2024年6月9日). “Sony Puts Summer Back On Track As Will Smith & Martin Lawrence’s ‘Bad Boys: Ride Or Die’ Clocks $56M Opening – Sunday AM Update” (英語). Deadline.com 2025年4月10日閲覧。
- ^ D'Alessandro, Anthony (2024年6月9日). “Sony Puts Summer Back On Track As Will Smith & Martin Lawrence's 'Bad Boys: Ride Or Die' Clocks $56M Opening – Sunday AM Update” (英語). Deadline Hollywood. オリジナルの2024年6月8日時点におけるアーカイブ。 2024年6月9日閲覧。
- ^ Kay, Jeremy (2023年7月20日). “Sam Raimi horror, ‘The Watchers’ among new indie shoots approved by SAG-AFTRA” (英語). Screen Daily 2025年4月10日閲覧。
- ^ a b “The Watchers” (英語). Box Office Mojo. 2025年4月10日閲覧。
- ^ Tartaglione, Anthony D'Alessandro,Nancy (2024年6月5日). “‘Bad Boys: Ride Or Die’ Hopes To Avoid Speed Bump At Sluggish Summer Box Office With $75M+ Global Opening – Preview” (英語). Deadline.com 2025年4月10日閲覧。
- ^ “The Watchers” (英語). The Numbers. 2025年4月10日閲覧。
- ^ "The Watchers". Rotten Tomatoes (英語). 2025年4月10日閲覧。
- ^ "The Watchers" (英語). Metacritic. 2025年4月10日閲覧。
外部リンク
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