コセット型アブソリュートエンコーダとは? わかりやすく解説

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コセット型アブソリュートエンコーダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/13 13:21 UTC 版)

コセット(剰余)型アブソリュートエンコーダは、剰余類を活用したコンパクトで自由度の高い位置センサである。

概要

アブソリュートエンコーダにおけるグレイコード方式、M系列方式に続く第3の方式と言える。グレイコード方式では位置の変化方向に直交する方向に情報列が並び、M系列方式では位置の変化方向に情報列が並ぶため、位置情報を表すのに一次元的な長さが必要であったが、位置をシフトレジスタ系列中の部分シンボル列で表すことにより位置情報が準2次元的配置になり、コンパクトな位置センサを作ることができる。

特徴

シンボル列の配置される箇所の曲率が問題になるようなドラム形状のものや、位置センサを配置する物理的自由度が少ないロボットアームや舵角センサ、カメラのズームレンズ内のようなところで特に有用である。

詳細

全ポジションを互いに素な法の2つの剰余で表し、各剰余を互いに素な周期の2つの最大長系列(M系列)符号で表す。

図1

【図1】に示すように、1つのシフトレジスタ系列は、コードトラック21において所定の半径の円周に沿うように形成されており、‘1’の箇所は光が通過し、‘0’の箇所は光が遮断するようになされている。このような

図2

【図2】に示すように、センサヘッド31は、2列千鳥配置の9ビットの光を受光するように構成されている。

図5

【図5】はポジションと拡張シフトレジスタ系列との対応関係を示す。

図6

【図6】は隣り合う4bitの出力と

図7

【図7】は隣り合う5bit分の出力と

図9

出典

  • 特許第6083034号[1]

参考文献

  • コセット型アブソリュート型エンコーダ[2]

関連項目

脚注




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