エンセニクリンとは? わかりやすく解説

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エンセニクリン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/09 16:44 UTC 版)

エンセニクリン
臨床データ
ATCコード
  • None
識別子
CAS登録番号
PubChem CID
ChemSpider
KEGG
ChEMBL
CompTox
ダッシュボード (EPA)
化学的および物理的データ
化学式 C16H17ClN2OS
分子量 320.837 g/mol
3D model (JSmol)

エンセニクリン(Encenicline、開発コードMT-4666)は選択的α7ニコチン受容体部分作動薬である。統合失調症等における認識機能障害の治療薬として第III相臨床試験が実施されている[1][2]。消化器系の重篤な副作用が発生してアルツハイマー型認知症の国際共同治験に米国FDAが実施保留命令を下した事から、同治験への日本からの参加が中止された[3]。日本で進行中の第II相臨床試験は薬剤の投与が終了しており、開発が継続される可能性がある[4]

関連項目

脚注

出典

  1. ^ Novel Drug Targets 'Huge Unmet Need' in Schizophrenia”. Medscape. 2015年4月13日閲覧。
  2. ^ Barbier, AJ (2015-02-01). “Pharmacodynamics, Pharmacokinetics, Safety, and Tolerability of Encenicline, a Selective α7 Nicotinic Receptor Partial Agonist, in Single Ascending-dose and Bioavailability Studies”. Clinical Therapeutics 37 (2): 311-24. doi:10.1016/j.clinthera.2014.09.013. PMID 25438724. 
  3. ^ 新規アルツハイマー型認知症治療剤 MT-4666日本における国際共同第3相試験の中止について”. 田辺三菱製薬 (2015年9月15日). 2015年9月25日閲覧。
  4. ^ AD治療剤開発を中断‐国際共同PIIIで副作用報告”. 薬+読(やくよみ) (2015年9月18日). 2015年9月25日閲覧。

外部リンク




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