エリーザー・アルビンとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > エリーザー・アルビンの意味・解説 

エリーザー・アルビン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/21 02:44 UTC 版)

エリーザー・アルビン
Eleazar Albin
アルビンの著書「クモと奇妙な昆虫の自然史」の表紙、乗馬したアルビンが描かれている
生誕 fl. 1690年
死没 1742年頃
テンプレートを表示

 

エリーザー・アルビン(Eleazar Albin 、fl. 1690年 – 1742年頃)[1]はイギリスの博物学者、博物画家、水彩画家である。『イギリスの昆虫の自然史』(A Natural History of English Insects:1720年)、『鳥の自然史』(A Natural History of Birds : 1731年–1738年)、『クモや珍しい昆虫の自然史 (Natural History of Spiders and other Curious Insects:1736)などの著者である。「18世紀の偉大な昆虫学書の博物画家の一人」とされている[1]

概要

"Albin's Macaw"
ジャマイカのオウム、1740年のアルビンの絵
Privet Hawk Moths and Callajoppa Exaltatoria (1720)

生涯については、ほとんど知られていない。たぶんドイツ生まれで、1701年にジャマイカに住んでいたとされ、1708年には結婚して、ロンドンピカデリーに住んでいた。『イギリスの昆虫の自然史』の著者紹介(autobiographical details)によれば、水彩画を教えていたがその後、絹織物商人でアマチュア博物学者のジョゼフ・ダンドリッジ(Joseph Dandridge)に博物学を学んだとされる。

『鳥の自然史』はアルビンの版画にアルビンと娘のエリザベス(Elizabeth Albin)が彩色した。この書でアルビンは「すべての図版は、生物を見て、描き彩色するように教えた娘か自分が、生物を見て、できるだけ正確に描き、彩色した」と書いた[2][3]

『鳥の自然史』に掲載されたホオアカトキの図版はおそらく、ホオアカトキがヨーロッパで絶滅する前に描かれた最後のものである[3]

著作

参考文献

  1. ^ a b Michael A. Salmon, Peter Marren, Basil Harley. The Aurelian Legacy (University of California Press, 2000) pp. 109-110.
  2. ^ Illustrated by women”. University of Glasgow Special Collections. University of Glasgow. 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月3日閲覧。
  3. ^ a b Last records of Northern Bald Ibis in Europe



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「エリーザー・アルビン」の関連用語

エリーザー・アルビンのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



エリーザー・アルビンのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのエリーザー・アルビン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS