インディアン登録簿とは? わかりやすく解説

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インディアン登録簿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/01/04 22:05 UTC 版)

インディアン登録簿(いんでぃあんとうろくぼ)とは、カナダにおける、ステータス・インディアンもしくは登録インディアンの公式記録である。ステータス・インディアンは、権利と特典を有するが、登録されていないインディアン、イヌイット、あるいはメイティにはそれらが認められていない。主な特典は、おそらく保留地(インディアン・リザーブ)が付与されること、およびそれに付随する諸権利であり、そこには居住やリザーブで認可された業務に対する、連邦や州からの課税の免除が含まれる。

このリストはインディアン問題および北方開発局が保存している。誰が登録されるかを決定する権限は、登録部局だけが有している。

1850年に、英領北アメリカの植民地政府が、条約にもとづいて特権を与えられた、インディアンとバンドの記録を取り始めたのが始まりである。1951年のインディアン法の改正によって、現在のインディアン登録簿が新たに設置された。

1985年には、インディアン法は、この法律の差別的な諸条項によってインディアンのステータスを失った人びとについて、それを回復させるという目的のために、ふたたび改正された。10万人を越える人びとが、これまでこのようにしてインディアンとしてのステータスを失ってきたが、これ以後、登録簿にふたたび加えられることになった。

ステータス取り消しのための差別的条項は以下の通り:

  • ステータスインディアンではない男性との結婚
  • 選挙権付与(1960年以前には、インディアンが連邦の選挙に投票できたのは、ステータスを放棄した場合に限られた)
  • 結婚以前にはステータスを有していない母および父方の祖母(これらの人びとは21歳になるとステータスを失った)がいること
  • 母がステータスを有し、父が有さない婚姻から出生していること

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