アニタ_(船舶)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アニタ_(船舶)の意味・解説 

アニタ (船舶)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/02 03:43 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

アニタ(Anita)は、1973年大西洋バミューダトライアングル付近で消息を絶ったとされている貨物船。バミューダトライアングルの「魔力」によって消えたとされることもあるが、現在では、単に荒天と波浪が原因の海難事故だったと考えられている。

概要

アニタは2万トンの貨物船だった[1]。この船は1973年3月にアメリカからドイツへ向かう途中に行方不明になった[2][3]。失踪当時32名乗船していたが[1][2]、SOS信号を発することもなくバミューダトライアングル付近で乗員もろとも消失した[4]。その後船の残骸や乗員の遺体なども見つからない「消滅」であった[3]。消失したと見られる当時は荒天で高さ15mの波浪が襲う中を航行していたと考えられている[4]。SOS信号を発しなかったとはいえ、おそらく荒天と波浪が原因で沈没したのだろうと結論付けられた[1][4]

エピソード

かねてよりバミューダトライアングルは、例えば1918年に300人を超える乗組員と共に行方不明になったサイクロプスのように、アニタが消息を絶った時点においても、全く原因不明の行方不明だとされている船舶の消失が起こってきた海域として知られてきた。そしてサイクロプスの場合は2010年現在でも行方不明になった原因を誰も満足に説明できずにおり、アニタもそのような謎めいた失踪を遂げたのだとオカルト好きな人々に言われることもあるが、それらはでっち上げと考えられる[4]。繰り返しになるが、現在ではアニタの場合は荒天と波浪が原因の海難事故だと考えられている[1][4]

脚注

[脚注の使い方]

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アニタ_(船舶)」の関連用語

アニタ_(船舶)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アニタ_(船舶)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアニタ (船舶) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS