アエロスパシアル N500とは? わかりやすく解説

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アエロスパシアル N500

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/04/09 20:29 UTC 版)

アエロスパシアル N500(Aérospatiale N 500)は、フランスで試験されていた垂直離着陸機ダクテッドファンを用いた機体であり、当初はノール・アビアシオン社がノール 500(Nord 500)として開発したものである。

概要

調査・開発目的の機体であり、1965年のパリ航空ショーにおいて、そのコンセプトが公表された。

特異な機体であり、機体上部にある非常に短い主翼の両端に、大型のダクデットファンが取り付けられている。このファンはティルトローター機と同様に、エンジンを傾け、水平から垂直方向まで出力を変更させることができる。垂直離着陸時には、ファンを垂直方向に向け飛行を行なう。ファンは機体後上部のターボシャフトエンジンにより駆動される。機体末尾には水平及び垂直尾翼が取り付けられている。

2機が製造され、1968年7月に初飛行を行なっている。ノール・アビアシオンが1970年にアエロスパシアルに統合され、本機の試験も1971年に終了した。

要目

  • 全長:6.58m
  • 全幅:6.14m
  • 全高:3.1m
  • エンジン:アリソン T63 ターボシャフトエンジン(317軸馬力)2基
    • ダクデットファン:3翅
  • 乗員:1名
  • 最大速度:350km/h

参考文献

  • 大戦後のアメリカ・イギリス軍試作・計画機(3) イギリスその他の国々 デルタ出版 2001年9月発行

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