前原東作とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 人名 > 現代俳句人名事典 > 前原東作の意味・解説 

前原東作

前原東作の俳句

みの虫の痴情 下弦の月にぶらさがる
全身で郷愁をゆする 草合歓のとぢるまで
冬眠から覚めた埴輪女像にない乳房
冷凍魚ぶらさげ光のない壁に
句読点落し 花鳥に みだらな僕
変な日の飢えをしずかに犬が掘る
夜の断面へ 黄金虫 はじくいきおい
天の川風がすごもる空の巣箱
始動する/地球 磁気のように/木の葉あつめ
指紋よ 挽歌のときも 未然形のまま
枯木のそらで 耳朶犯される 遠い虹
死魚浮いて一月の空遠くある
母昇天 掌ざわりが まさぐる 雲一ひら
泡だつ沖 金の天球と ふれれば鳴る
海いろの舌にうける融けにくい生涯だ
海岸線透きとおって曲る 母死ぬな
痣のでで虫 あの窓で夕焼け溺れ
肺癌はよし食道癌もか今年の天の邪鬼め
胞子散る戦乱の涯ての粗い雲
鶴の高さ 風の浮腫となる 未明
黄葉のひとひらは原罪のまま落とす
 



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「前原東作」の関連用語

前原東作のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



前原東作のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
現代俳句協会現代俳句協会
Copyright(C) 現代俳句協会

©2025 GRAS Group, Inc.RSS