つくえの上のパンくず
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/06/23 12:42 UTC 版)
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机の上のパンくず(つくえのうえのパンくず、ドイツ語: Die Brosamen auf dem Tisch、KHM 190)は、『グリム童話』に収録されている作品である。
あらすじ
ある時、おんどりがめんどりたちに言った。
「今のうちに、つくえの上にあがって、パンくずをお食べよ。おかみさんはお出かけだ。」
めんどりたちはこたえて、「とんでもない!おかみさんが怒るったら!」
しかしおんどりは「平気だよ、今のうちだもの。それにそんなに悪いことなもんか」
「いやだいやだ、そんなとこに乗らないよ」
でもおんどりがあんまり言うので、めんどりたちはしぶしぶと、つくえの上のパンくずを食べた。
するとそこへ戻ってきたおかみさん、これをみつけるなり、棒をふりまわしてめんどりたちを叩きだした。こっぴどくやられたのもいたもんだ。
家の外へ逃げてきためんどりたちは、「コッコッコッこんなことだと思ったよ!」
おんどりは笑いながら「オッオッオッおんどりはしらないよ」
そういって、ようやくみんなで帰っていった。
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