ざくろぐち

デジタル大辞泉

ざくろ‐ぐち【^▽石^×榴口】

読み方：ざくろぐち

１ 《鏡磨きにザクロの酢が必要とされたところから、「鏡要る」に「屈み入る」をかけて出来た名という》江戸時代の浴場で、洗い場から湯ぶねへの出入り口。湯の冷めるのを防ぐために、洗い場と湯ぶねとの間に、下部をあけて板を張り、からだをかがめて出入りするようにした所。

２ ザクロの実のように、裂けて開いた部分。

隠語大辞典

柘榴口

読み方：ざくろぐち

1. 昔の銭湯の入口をいふ。鏡を研ぐに柘榴を用ふるより、カガミ入ルとの謎なり。
2. 銭湯の入口をいふ。昔は湯屋の出入口がひくかつたのでかがんで出入した。鏡を磨ぐには柘榴を用ゐる。故にカガミ入ルと云ふ謎から起つたのである。
3. 銭湯の入口をいふ。昔は湯屋の出入口がひくかつたのでかがんで出入した。鏡を磨ぐには柘榴を用ゐる。故にカガミ入ると云ふ謎から起つたのである。
4. 銭湯で、入口のことをいう。昔は銭湯の出入口が低く、かがんで出入した。また鏡を磨くのに柘榴を用いたので、かがみ入るという謎のようにもじつたものである。

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。