岡田一夫とは? わかりやすく解説

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岡田一夫

岡田一夫の俳句

うぐひすや鏡の前を片付けて
この秋の何処まで父を捨てにゆく
こめかみに木漏日カミュの如くをり
ゆつくりと倒されてゆく春の寺
わが肉の容も映り冬がすみ
体内を去らぬ昏さよ梅の花
修司忌の果肉のおつる喉の闇
僧侶たち眼に種子を播いてをり
公園の周りの街の年用意
口に飯運び疲れて鳥渡る
唇美しき仏と寝たり柿月夜
寺棲みの蚊に刺されけり東人
尼寺やみみず伸縮してゐたり
手のすすき車中を祓ひ了りけり
春の日は毎日をはり晩ご飯
月の庭いくさのあとの匂ひせり
梵鐘の微動してゐる秋のてふ
櫻花論ひとり二人と飯にゆく
水差の水嵩の影素十の忌
水曲げて使ふホースや鳥帰る
焼芋の一つ余ると皆おもふ
秋天や体内に斧たてかけて
竹馬のいつかゆきつく父の闇
笛の衆眉毛に霧をのせてをり
緑陰を浴ぶる肉体盛りかな
自画像に黄金の鋲打つ油照り
花ミモザ肩甲骨に飛翔感
花冷えの指のつづきの腕かな
花芒寺の厠に日が差して
象膚に象くるまれて花の山
足跡の草起き上がる芒種かな
陽が堕ちて人の半分竹となる
非常ベル短く試す秋の昏れ
風呂敷の持ち重りして藤の花
魂を運び疲れて麦の秋
 



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