あぐり (曖昧さ回避)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/04 01:07 UTC 版)
あぐりは、日本の女性名。中世以後みられる名で、近代までは女子ばかりが生まれる家において最後の女子となるよう(次は男子が生まれるよう)望んで、あるいは生まれた子がうまく育たない家で女子の順調な成長を望んで付けられたという。語源については「溢れる」を意味する語や、「あまり」を意味する語の転化という説が唱えられている[1]。
人名
- あぐり(一説に「あくり」) - 真田信繁(幸村)の娘。滝川一積の養女として蒲生郷喜の息子に嫁いだ(郷喜本人に嫁いだと言われているが、寛永蒲生騒動の審議を記した『徳川実記』寛永9年7月10日条の記述より誤りと推測されている) 。
- 五十嵐あぐり - 漫画家。
- 井口あぐり(井口阿くり) - 教育学者。
- 内田あぐり - 日本画家。
- 鈴木あぐり - サッカー選手。
- 藤沢あぐり - ファッションモデル。
- 吉行あぐり - 美容師。
別表記
作品・番組名
- あぐり - 吉行あぐりをモチーフにしたNHKの連続テレビ小説。
以下の「あぐり」は農業の意の「アグリ」(英語のagricultur)と関連する。
- あぐり京都 - テレビ番組。
- あぐり家日和 - テレビ番組。
- 森崎博之のあぐり王国北海道 - テレビ番組。
- あぐりずむ - ラジオ番組。
脚注
- ^ “精選版 日本国語大辞典「あぐり」の解説”. コトバンク. 2022年6月17日閲覧。
関連項目
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