KOPW
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/12 14:44 UTC 版)
概要
2020年7月28日、オンライン会見でオカダ・カズチカの提案で創設[1][2]。8月26日の後楽園ホール大会で8人によるシングルマッチ(1回戦)、8月29日の明治神宮野球場大会で4WAYマッチを行って暫定となる保持者を決定。
オカダは「IWGP=新日本プロレス」の本道という崩してはいけないものがある中で、プロレスは他にも面白いルールがあり、そこに挑戦し続けていくタイトルと位置付けている[3]。このため、選手権ルール、勝利条件も後述のように試合ごとに異なる。
他のプロレスの王座とは異なり、KOPWを保持している選手は「王者」ではなく「保持者」と呼ばれ、KOPWの防衛戦は「選手権試合」ではなく「争奪戦」と呼ばれる[4]。KOPWは年単位で争われ、年内最後の争奪戦に勝利した選手がその年の覇者となる。なお、新日本プロレス公式サイトの「試合結果」において、歴代や防衛回数はカウントされていない(他の王座のように「〇度目の防衛に成功」という表記はされていない)[5]。
2022年まではタイトル保持者にトロフィーが授与されていたが、2023年からは鷹木信悟の提案でチャンピオンベルトが新調された[6]。
タイトルの意味
提案時点ではオカダ・カズチカは「KOPW」が何の頭文字であるかを明かしておらず、2020年8月26日に「僕がキング・オブ・プロレスリングになろうと思います」と「KING OF PRO WRESTLING」の略であることを明かした[7]。ただし、あくまでオカダの解釈であり、自由に想像してもらって構わないとも発言しており、「KUSEMONO OF PRO WRESTLING」、「KAZUCHIKA OKADAの PRO WRESTLING」など解釈は自由であることを示している[8]。
ルール
- 試合は時間無制限1本勝負(試合形式により、変更となる場合あり)。
- 選手は各自が希望する試合形式を持ち寄り、どちらの試合形式で採用するかはファン投票で決定する。
- ^ “【新日本】オカダ熱弁!新タイトル「KOPW」プロデュースの狙い – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “【新日本】「KOPW」試合ルールはファン投票で決定 提唱者オカダ「今までの新日本になかった戦いがたくさん」 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “【新日本】オカダ熱弁!新タイトル「KOPW」プロデュースの狙い – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年9月5日閲覧。
- ^ 2023年以降は、新たな保持者を決定する試合も「決定戦」ではなく「争奪戦」と呼ばれている。
- ^ ただし、同公式サイトの「歴代チャンピオンクラス」では歴代、防衛回数ともに記載されている。
- ^ “【新日本】KOPWのトロフィーが来年からベルトに変更 鷹木信悟は「今さら遅えんだ、コノヤロー!」”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2022年1月5日閲覧。
- ^ “オカダ・カズチカ、「KOPW」初戦の1対3ハンディキャップマッチで快勝…新日・後楽園ホール大会全成績”. スポーツ報知 (2020年8月27日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “SUMMER STRUGGLE 2020 – 東京・後楽園ホール 2020/8/26 – 第6試合後”. www.njpw.co.jp (2020年8月26日). 2021年9月5日閲覧。
- ^ “【新日本】オカダがKOPW1回戦突破 1対3ハンデ戦制す「レスラーとして幅広がった」 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “【新日本】SANADAが武藤敬司ばりの4の字殺法でSHOを料理 KOPW1回戦 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “【新日本】両足縛られた矢野通が2カウントマッチでBUSHI抑え込む KOPW1回戦 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “【新日本】デスペラードが必殺技禁止マッチで策士ぶり発揮!ラリアット我慢できず小島が反則負け KOPW1回戦 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “【新日本・神宮決戦】KOPW初代保持者は矢野通! 提唱者オカダ「金的・オブ・プロレスリング…」 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “【新日本】矢野通「バカはお前だ!」 ザックを〝靴ひも縛り〟で完封しKOPW2020防衛 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “【新日本】矢野が160キロのファレをぶん投げ「KOPW」タイトル保持確定 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb – 東京スポーツ新聞社. 2021年2月8日閲覧。
- ^ “【新日本】〝絶対王者〟矢野通「傷ものにしやがって!」 背中真っ赤に腫らしながらKOPW防衛 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb. 2021年12月16日閲覧。
- ^ 主にBULLET CLUBのメンバー。
- ^ “WORLD TAG LEAGUE 2020 & BEST OF THE SUPER Jr.27 – 福島・ビッグパレットふくしま – 第4試合 30分1本勝負 – 『WORLD TAG LEAGUE 2020』公式戦”. www.njpw.co.jp. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “【新日本】策士・矢野通 KOPWトロフィー破損の悲しみを乗り越え…NJC2回戦進出 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “【新日本】EVIL KOPWトロフィーを暗黒に染める蛮行…矢野は人目をはばからず号泣 – 東京スポーツ新聞社”. 東スポWeb. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “G.o.Dにトロフィー壊されたので、修理した。”. 矢野通プロデュース!!. 2021年12月17日閲覧。
- ^ “レスリング薩摩の国 – 鹿児島・西原商会アリーナ(鹿児島アリーナ) 2021/4/28 – 第5試合後”. www.njpw.co.jp. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “SUMMER STRUGGLE 2021 – 東京・後楽園ホール 2021/7/31 – 第2試合 20分1本勝負”. www.njpw.co.jp. 2021年12月16日閲覧。
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