Display PostScript
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/11 20:48 UTC 版)
NeXT以後
AppleがNeXTのOPENSTEP後継システムとしてリリースしたMac OS Xで採用した独自のウィンドウサーバQuartzは、PostScriptコードを格納し実行するのではなく、ビットマップとしてウィンドウのグラフィックスをキャッシュする。Quartz 2Dというグラフィックスライブラリは、PostScriptに似たPDFのグラフィックス・プリミティブを提供するが、これはあくまでもアプリケーションのフレームワークであり、ウィンドウサーバ内ではPostScriptもPDFも存在しない。Appleがこのようなモデルを採用した理由はいろいろあるが、アドビがDPSのライセンス料として提示した金額が大きかったこと、CarbonやClassicのコードをより効率的にサポートすること、QuickDrawベースのアプリケーションがビットマップによる描画を行っていることなどが挙げられる。アドビのPDF規格のライセンス条件はずっと緩く、条件付きで無料でソフトウェアにPDFフォーマットを採用できるようになっている。
参考文献
- 最新版 PDF specification, version 1.6
- PostScript Language Reference, Second Edition, Display PostScriptについての情報もある
- Display PostScript reference documents
外部リンク
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