Cyclops64 Cyclops64の概要

Cyclops64

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 07:40 UTC 版)

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Cyclops64のアーキテクチャ

歴史

Cyclops64はBlue Geneプロジェクトで開発されているスーパーコンピュータの1つであり、 アメリカ合衆国エネルギー省アメリカ国防総省、産業界(特にIBM)、大学などの研究機関によって共同で開発されている。

アーキテクチャ

Cyclops64では、1チップに80個のプロセッサ搭載されており、動作周波数は500MHzで動ある。 個々のプロセッサには、2つのスレッドユニットと1つのFPUが搭載されている。 1チップ上のプロセッサは96ポート、7ステージのクロスバースイッチで相互に接続されている。 全てのプロセッサはSRAM上の共有メモリを利用することでデータの受け渡しを行う。

Cyclops64の性能の理論上の値は80GFlopsである。システム全体では、13,824個のCyclops64チップ、1,105,920個のプロセッサを搭載し、 2,211,840のスレッドを同時並行で実行できる。

システム構成

  • システム全体は96ラックから構成される
  • 1ラックに3つのブロックから構成される
  • 1つのブロックには48枚の演算ボードから搭載される
  • 1つの演算ボードには1つのチップが搭載される
  • 1つのチップには80のプロセッサが搭載される
  • 1つのプロセッサは2個のスレッドを同時実行できる

ソフトウェア

Cyclops64は、性能を最大限に引き出せるように、ハードウェアの多くの部分をプログラマに公開している。 しかし、本当に効率の良いプログラムを作成するのは容易ではない。

Cyclops64は、TiNy ThreadとPOSIX Threadをサポートする。

関連項目




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