魔装機神シリーズの登場兵器 概要

魔装機神シリーズの登場兵器

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 05:07 UTC 版)

概要

本作に登場する機動兵器は基本的に魔装機(まそうき)と呼称される。

魔装機とは神聖ラングラン王国の王室アカデミーの予言にある「魔神の脅威」に対抗するため、同国で建造され、精霊と契約した機動兵器の総称。このうち魔装機計画で採用された16体の魔装機(魔装機神も含む)は、「正魔装機」または「オリジナル魔装機」と呼ばれる。魔術・練金学の粋を結集して建造されており、魔装機のメイン動力はフルカネルリ式永久機関装甲オリハルコニウム[1]。操縦には魔力とプラーナを必要とし、基本的に操者の身体感覚と同期し、その意志に反応して動く[2]。なお、OVAなどアニメ版OGでのサイバスター、DS版LOEで表示されるCGでは、ザインとジャオームは球状のインターフェイスに手を置いて操縦しており、球状のコクピット内は六角格子状のハニカム構造のモニターで囲まれている。また、機体毎に差はあるが、各部に生物で言うところのDNAに当たる情報子を持っており、有機ナノマシンを利用した自己修復能力を持つ。なお、有機ナノマシンは修理装置にも応用されているが、5分程度で自然分解される。装甲表層にプラーナを利用した結界装甲を展開することで実際の強度以上の耐久性を見せる。ゲームでは各操者ごとのプラーナ値によってHPや装甲値がアップすることで表現されている(ダメージコントロールでみせる「シールドが70%に低下」という台詞もこの設定に関係したもの)。後にラングラン以外の国でも類似した兵器が開発されるようになり、精霊と契約した兵器全般を指す名称となった。

神聖ラングラン王国では、魔装機をA - Dでランク分けしている。Aクラスは高位精霊と契約した4機の正魔装機で「魔装機神」と呼称され、Bクラスは低位精霊と契約した12機の正魔装機。Cクラスは正魔装機を元にした量産型魔装機で、正魔装機と区別するため「準魔装機」と呼称される。Dクラスはラングラン全土に多数存在する作業用機械を改修した、正確には魔装機ではない機体。また、神聖ラングラン王国製以外の魔装機は、ラングラン側が性能によって各クラスに分類している。便宜上の呼称ではあるが、第1から第3世代といった具合に世代分けされているが、どの機体がそうであるかは、キョウメイ以外は不明。

本項の機体名の横のカッコ部分は『LOE』におけるゲーム中での表記である。ゲーム中では、機体をフル改造した場合に「水系低位・氷→水系高位・水」や「水系高位・水→水系聖位・刻」というように、守護精霊のランクが1つランクアップする。しかしこれはゲーム性を高めるためのものであり[3]、機体に宿る精霊が進化する訳ではない。また、敵ボスクラスの機体は高位精霊を宿すことが多いが、これも先のダメージ計算の関係で敵を強くするためであり、設定上で高位精霊を宿すのは魔装機神4体とゼルヴォイドだけである。なお、オーガイン計画で建造される予定の魔装機も高位精霊と契約している。

グランゾン、ヴァルシオーネ等のラ・ギアス製ではないロボットはアーマードモジュール#グランゾンヴァルシオン#ヴァルシオーネヒュッケバイン#ガリルナガンをそれぞれ参照。


  1. ^ 簡易な強化セラミックの機体も存在する
  2. ^ ヤンロン曰く「魔装機は手で動かすのではなく心で動かすもの」
  3. ^ 精霊ランクの高い機体が低位の機体に攻撃する場合、ダメージが増加する
  4. ^ なお、サイバード形態時の全長は35.0m
  5. ^ 『EX』に登場した機体は全備重量を確認することが可能。
  6. ^ スーパーロボット大戦公式BLOG「熱血!必中!スパログ!」 魔装機神、復活!!
  7. ^ COMPOSITE Ver.Ka サイバスター | スーパーロボット大戦公式BLOG「熱血!必中!スパログ!」 2011年8月5日
  8. ^ スクランブルギャザーではGRANVALEと表記
  9. ^ 「宝具」となっているのは誤字と思われるが、『POJ』でも宝具のまま。
  10. ^ スクランブルギャザーではGADDEATHと表記
  11. ^ 一度『α外伝』でサイバスターのものに似た形状になったことがある
  12. ^ 画面に表示される斬撃の回数と細切れの数が合わないため、実際には表示される数以上の斬撃を繰り出していると思われる
  13. ^ ヒーロー戦記』でもマサキは呼びかけでサイバスターを出現させている。
  14. ^ ジノが仲間にならないルートでファングが仲間に戻ってくることもあるが、その際もファングはジェイファーに乗り込む。
  15. ^ そのため、トーマスがグランヴェールと誤認する一幕も
  16. ^ ボイス・スパログ第三回にて「ジンオウ、ダイオン等漢字変換できる名前機体はエリアル王国製」と公表された。『ROE』でもそのことが明かされる。
  17. ^ スパロボ新作「魔装機神F」、発表!”. スーパーロボット大戦公式BLOG「熱血!必中!スパログ!」 (2014年5月22日). 2015年2月28日閲覧。
  18. ^ 発売記念 スペシャル対談 『魔装機神』〜その誕生から完結まで”. スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神F COFFIN OF THE END 公式サイト (2014年8月12日). 2016年6月9日閲覧。
  19. ^ スーパーロボット大戦Fキャラクターズガイドのインタビュー記事。
  20. ^ 実際にはガディフォールは「メモリアル・デイ」でソルガディのユニットグラフィックの使い回しで登場しているが、それ以外は登場しない





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