金子智栄子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 14:36 UTC 版)
経歴
日本女子大学大学院家政学研究科児童学専攻の修士課程を修了した後に、植草幼児教育専門学校の専任講師に就任し、保育者養成に携わる。千葉大学、和洋女子大学、富山大学、十文字学園女子大学、学習院大学の非常勤講師、富山国際大学教職課程の専任講師・助教授を経て、現在は文京学院大学人間学部・同大学院の教授として保育者養成や現職保育者研修に携わっている[1]。2021年度より放送大学客員教授。2011年度に保育者の力量形成に関する実践的研究で昭和女子大学にて博士(学術)号を取得[2]。
学位
- 2011年度 学術博士(論文)(昭和女子大学 乙第71号)取得
日本舞踊
その一方で、日本舞踊の花柳流の名取(芸名・花柳寿院)として、文京学院大学の学内公認クラブ「日本舞踊研究会」(2019年度からは日本文化研究会と改名)の顧問を務め、日本舞踊の素晴らしさを学生に伝えている[3]。金子教授は、花柳流名取歴 40年以上を誇り、東京新聞が主催する格調高い舞踊会である「推薦名流舞踊大会」(三宅坂 国立大劇場)に23回出演し、2回表彰されている。なお流派を超えた古典舞踊研究会「たつな会」では運営メンバーとして、長年出演している。「たつな会」の初演は、昭和42(1967)年1月で50年以上の歴史があり、日本舞踊家のプロの発表の場でもある。2019年で公演回数は452回を迎えた。また、2000年にはユネスコ機関主催のシベニック市(クロアチア)世界子どもの祭典に招聘され、日本舞踊を披露した。2006年にはインターナショナル・シアターズ・フランクフルト(ドイツ)にて「長唄 藤娘」で出演するなど、国内外で日本舞踊の普及に貢献している。
主要な著作
- 2019年 アクティブ・ラーニングで学生の主体的学びをつくりだす:BGUの魅力ある授業づくり(共著)北樹出版
- 2018年 保育者の力量を磨くーコンピテンス養成とストレス対処ー(共著)ナカニシヤ出版
- 2018年 教育相談とカウンセリングー子どもの発達理解を基盤にしてー(編著)樹村房
- 2013年 保育者の力量形成に関する実践的研究ー有効な保育者養成と現職研究のあり方を求めてー(単著)風間書房
- 2013年 イラストでよくわかる0〜6歳児の発達と保育(監修)成美堂出版
- 2012年 身近なおもちゃでできる!赤ちゃんの知能開発あそび(監修)メイツ出版
- 2006年 子どもの発達理解とカウンセリング(編著)樹村房
- 2003年 保育ライブラリー 乳幼児心理学(共著)北大路書房
- 2002年 共に育ち合う保育者をめざして(編著)ナカニシヤ出版
- 1998年 乳幼児発達心理学(共著)福村出版
- 1997年 読んでわかる教育心理学(共著)紫峰図書
- 1996年 事例で学ぶ生徒指導・教育相談(小学校編)(共著)建帛社
- 1996年 育み・かかわり・学びあう(共著)福村出版
- 1995年 今いじめられている君へーカウンセラー50人からの手紙ー(共著)教育開発研究所
- 1992年 発達と学習ー現代教育心理学のすすめー(共著)福村出版
- 1992年 教育・保育実習(共著)チャイルド本社
- 1991年 社会性の発達心理学(共著)福村出版
- 1991年 学級集団の理論と実践ー教育学と教育心理学の統合的発展をめざしてー(共著)福村出版
- 1988年 保育シリーズ4「教育心理学」(共著)学術図書出版
- 1985年 子どもの発達心理学(共著)福村出版
- 1984年 乳幼児心理学(共著)福村出版
- 1984年 幼稚園・保育園実習(共著)チャイルド出版
- 1983年 現代心理学の探究(共著)福村出版
- ^ “金子 智栄子 (Chieko Kaneko) - マイポータル - researchmap”. researchmap.jp. 2020年3月13日閲覧。
- ^ “教員紹介”. 2020年1月27日閲覧。
- ^ “人間学部 金子教授が、第49回推薦名流舞踊大会 9月23日(月)に出演されました。/人間学部|文京学院大学 - 東京都・埼玉県”. www.u-bunkyo.ac.jp. 2020年3月13日閲覧。
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