謎の彼女X 卜部の必殺技

謎の彼女X

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/28 04:01 UTC 版)

卜部の必殺技

「謎の彼女X」は必殺技のある恋愛漫画であると、第4巻の巻末にて作者が語っている。作者は新作の構想をしている最中、「物語のヒロインに普通の女の子とは違った特徴、ヒロインがヒロインであることの証明のような特技を持たせたい」と苦慮していたらしい。「よだれを彼氏に舐めさせる」という行為以外のサプライズな特徴を求めていた作者が閃いたのが、「この女の子は必殺技を持っている」という設定。以下が本作品のヒロイン卜部美琴の必殺技である。

パンツ・ハサミ
パンツの右足側に装着(ゴムの締め付けを利用して挟んでいるだけなのだが、これまでに落としたことは一度もない)された先の丸い安全ハサミによる高速の斬撃。身の危険を感じた時や、何か不愉快な物を発見した時に発動される。その破壊力は金属製の看板を粉々にするほど[注釈 3]。それにもかかわらず、卜部は人が射程圏内にいても躊躇することなくこの技を使用する。正確な指の動きと機敏な体捌きで連なった椿の花の切り絵を作ったり、看板を人型にくり抜く、街路樹を人型に切り整えるという神業も可能。ハサミをパンツから抜き取る時とパンツに収める時に、さながら西部劇のガンマンのようにハサミを指先で回転させる。予め2本のハサミをパンツに仕込んでおくことで威力を2倍にすることも可能。
大怪笑
TPOを無視して発動される拡散型必殺技。突然高らかに大笑いすることによって、周囲の人間を「こいつとは関わらない方がいい」という心理状態に陥れる。
卜部・メデューサ・アイ
険しい目つきで睨み付けることにより、対象者を行動不能にさせる。ただし「丘歩子」には通用しない。
卜部・ザ・トルネード
全身を高速回転させる。その後よだれを、よだれによって繋がっている相手に舐めさせることで、舐めた相手はその晩不思議な夢を見る。どんなに高速回転してもパンツはギリギリ見えない。
卜部・マウス・ウォーター
卜部のよだれ。特定の相手に舐めさせることで、自分の感情や身体状況を伝達することが可能。その特定の相手のよだれを舐めることで、卜部自身も相手の感情を読み取ることが出来る。卜部や相手が体に怪我を負っている時に行うと、その負傷をお互いに共有することになる。
マウス・ウォーター・クラッシュ
卜部の「嬉しい」という感情が最高潮に達した時に発動。大量のよだれを一気に放出することで相手をパニック状態に陥れる。

上記の技名は椿明が勝手に名付けたものであり、卜部自身は「名前はない」と否定している。


注釈

  1. ^ 一度だけ、寝癖を見かねた丘によって髪型を変えられたことがある。
  2. ^ なお、第18話「謎の試験勉強」は丘と上野メインの話で、この回のみ単行本のサブタイトルに使われるアイコンが異なる(通常は美琴を象徴するハサミだが、この回は眼鏡になっている)。
  3. ^ アニメの次回予告で、卜部は「ハサミで挟めるもの(厚さ12.67cm以下のもの)なら何でも切れる」と答えていた。

出典

  1. ^ 単行本第1巻のカバー下表紙の記載
  2. ^ 単行本1巻第4話
  3. ^ 単行本第3巻巻末著者2008年2月某日の記述より
  4. ^ 単行本1巻 第0話
  5. ^ 杉岡祐樹. “アニメ『謎の彼女X』発売記念 スペシャル対談”. Billboard Japan. 2012年7月18日閲覧。
  6. ^ 単行本第3巻のカバー下表紙の記載
  7. ^ 単行本第4巻特典「とらのあな」限定・作者書き下ろしメッセージペーパーより
  8. ^ 作者によると「主人公を陽とすれば、陰となるライバルキャラ」「ブラック卜部」という位置づけらしい(『月刊アフタヌーン』2009年10月号「アメゾ・ザ・ボイス」の記述から)。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「謎の彼女X」の関連用語

謎の彼女Xのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



謎の彼女Xのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの謎の彼女X (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS