瀬戸勝之
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/17 09:52 UTC 版)
人物
空間を音で操る『3D SOUND』、『3D MUSIC』という言葉を定着させたパイオニア。
高校卒業後はオーストラリアに2年間、語学留学している。英語力は一般留学生の人並み以下だと本人は語っている。また、アメリカ放浪中にアトランタにて、アウトキャストのプロデューサーに出会い音楽のありかたについて感化される。帰国後は、神戸にあるクラブでイベントオーガナイザーをしていた。24歳から東京に上京するまでの間に700人を収容可能な神戸最大のCLUB(club JUNC)をプロデュースしており、音楽活動と並行してイベントオーガナイザーやツアーマネージメントなどの経歴をもつ。
上京後は、5.1chサラウンドに専念しており、バイトで貯めた金を全て音楽機材に費やす、いわゆるオタクの日々を過ごす。当時、音楽においてサラウンドにこだわる姿勢は、サブカル的なマニアックな世界と言われていた。後に、代々木野外ステージにて行われた『AREA 5.1』という自主開催したイベントによりクリエイターから口コミで噂されるようになる。
2010年にはクリエイター100選にも選ばれ、以降の制作活動において注目されている。また、彼の広範囲な活動内容の総称として、3D SOUND DESIGNERという言葉が持ち入れられ世間に紹介されている。ステレオの楽曲制作や音源提供などのリクエストにも応えている。独自の六角形のスタジオ設計によりSURROUND SOUNDの適正モニタリングとして評価が高い。映画『AVATAR(アバター)』の製作などで有名なWETAデジタルのチームなども、瀬戸の音源を聞きにスタジオを訪れている。
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