日本のフットサル 一般のフットサル

日本のフットサル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/22 22:59 UTC 版)

一般のフットサル

2002年の日韓ワールドカップでサッカー熱が高まったこともあり「サッカーより気軽にボールを蹴れる」として人気を得た。それをきっかけにフットサル専用の施設が増加し、2005年には300施設を超えた。インフラが整備されたこともあり、日本サッカー協会のフットサル個人登録していない人も含めれば、その競技人口は200万人にのぼるともいわれる。

フットサルをしている人たちは大まかに2つの方向性があり、1つめは大会には参加せず「楽しく気軽にフットサルをする」エンジョイ志向と、大会に積極的に参加し「勝つためにフットサルをする」競技志向がある。

各サッカー協会や各フットサル連盟が主催するリーグ戦・大会以外にも、フットサル施設やスポーツイベント企画会社などがレベル別にリーグ戦・大会を開催している。勝利にこだわらないエンジョイ大会や男女混合チームで行うミックス大会、レディース大会、年齢制限(通常下限を設定)している大会などもある。これらの大会は、日本サッカー協会への加盟・登録などをせずに参加できる。

また、チーム・サークルに所属していなくても、参加費を払えば誰でも参加できる個人参加型のイベントも各地で盛んに開催されているが、前述の志向によって参加者を限定している場合もある。

芸能人女子フットサル

詳細は、「芸能人女子フットサル」参照。

2003年ハロー!プロジェクトのメンバーによりGatas Brilhantes H.P.を結成しL・リーグ所属「スペランツァF.C.高槻」のフットサルチームなどと試合を行った。この後、川淵三郎キャプテンの発案によるなでしこジャパンの応援企画として芸能人女子フットサルチームによる大会が開催された。これが話題を呼び一般の女子でもできるスポーツとしてフットサルの底辺拡大に一役買った。なお、JFAの後援により、各協会主催の女子フットサルリーグとは別に、芸能人女子フットサルチームによるリーグ戦がスフィアリーグとして開催されていた。

備考

ポジション名

日本においてフットサルの各ポジションの呼称は、ポルトガル語が使われる事が多い。以下は、各ポジションの名称である。

  • ピヴォ(Pivo) - ポルトガル語で「要点」などを表す単語。サッカーで言うところの、"フォワード(Forward, FW)"にあたるポジション。
  • アラ(Ala) - ポルトガル語で「」を意味する単語。サッカーで言うところの、"サイドプレーヤー(Side player)"にあたるポジション。
  • フィクソ(Fixo) - ポルトガル語で「固定される」という意味を持つ単語。サッカーで言うところの、"ディフェンダー(Defender, DF)"にあたるポジション。なお、このポジションは、他に「ベッキ(Baque)」と呼ばれる事もある(「ベッキ」はポルトガル語で、「鈍い音」という意味を持つ単語)。
  • ゴレイロ(Goleiro) - ポルトガル語で「ゴールキーパー」を意味する単語。サッカーで言うところの、"ゴールキーパー(Goalkeeper、GK)"にあたるポジション。女性はゴレイラ(Goleira)。

競技場

  • 日本にあるフットサル専用の施設は、屋外の人工芝コートが比較的多い。ただし、日本サッカー協会(JFA)主催・主管の競技リーグや各種大会では、基本的に屋内の体育館やスポーツコートの屋内施設で行われる。



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