新機動戦記ガンダムWの登場人物 EPISODE ZEROの登場人物

新機動戦記ガンダムWの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/15 13:43 UTC 版)

EPISODE ZEROの登場人物

マックスウェル

Maxwell
マックスウェル教会の神父で、戦災孤児だったデュオを引き取り育てた人格者。彼が教会を構えていたコロニーが連合軍に対し反乱を企てたため、連合軍とOZの精鋭部隊による鎮圧作戦が展開され、その攻撃の犠牲となってしまう(この鎮圧作戦によって彼を初め245名という甚大な犠牲者を生んだこの事件を「マックスウェル教会の惨劇」と呼ぶ)。後にデュオが名乗る事になるマックスウェルの姓は彼の名から取られている。

ヘレン

Helen
マックスウェル教会のシスターで、神父と共に天涯孤独の身であったデュオに家族の温もりを与えた人物。神父と同様に「マックスウェル教会の惨劇」に巻き込まれ、破壊された教会の中でデュオの無事を喜びつつ息を引き取った。

アディン・ロウ

Odin Lowe
ヒイロの育ての親で暗殺者。かつて完全平和主義を唱えた指導者ヒイロ・ユイを暗殺した人物とみられる。後、指導者ヒイロ・ユイの側近でもあったデキムから連合のセプテムを暗殺する依頼を受け実行するも、失敗。自身は依頼された仕事を請け負っていたつもりだったが、実際はデキムがヒイロ殺害に対する報復を目的に雇っただけであり、落ち合ったその場で射殺された。
ヒイロに「感情のままに行動する事」を教えた人物である。
小説『新機動戦記ガンダムW Frozen Teardrop』においては、ヒイロの実の父親であると語られている。
名前の由来はオーディンではなく、ロシア語の「1 (оди́н アディーン)」。

レイア・バートン

Leia Barton
デキム・バートンの娘でマリーメイアの母。『Endless Waltz』でもヒイロがマリーメイアの情報を調べている際や、トロワの回想シーンで名前だけ登場する。かつてアディン・ロウと行動を共にしていたころのヒイロが、ノインがいるトーチカ司令部を対MS砲で攻撃した際、トレーズがリーオーで割り込んで重傷を負っており、その後病院に担ぎ込まれたトレーズを看病した看護婦がレイア・バートンだった。そのため、ノインはマリーメイアの出自に心当たりがあったようである。

ミディー・アン

Midii Une
かつて「名無し」だったトロワが戦場で出会った少女。病気の父親と三人の弟を養うため、反連合の立場を取る反乱分子の情報を連合側に流していた。「名無し」が当時所属していた反乱部隊も彼女の密告により連合軍の攻撃を受けて壊滅してしまう。

カトリーヌ・ウィナー

Katherine Winner
カトルの母親。子宮異常が原因で産めば自らの命を失う事を覚悟の上でカトルを産んだ気丈な女性。

ユダ

Yuda
マグアナック隊の一員。他の仲間と共にカトルの搭乗するシャトルを乗っ取り、カトルの身と引き換えにウィナー家に要求を呑ませる。しかし、密かに連合に通じており、カトルに捕らえられる。隙を見て仲間の拳銃を奪い、カトルとラシードを負傷させるも、直後に射殺された。由来はイスカリオテのユダ

竜妹蘭

Long Meilan
竜紫鈴の孫娘で五飛の許婚相手だが、本人達の意思と反しての結婚であった事から五飛とはそりが合わなかった。一族最強を自認し、自らを「ナタク」と名乗っていたが、五飛との一騎討ちに敗れる。
居住コロニーに連合軍が攻撃を仕掛けてきた際、乗機であるトールギス始龍を駆って出撃するも、トールギスの常軌を逸した出力によって生じた加重負荷に耐え切れず苦戦を強いられる。シェンロンガンダムに搭乗し駆けつけて来た五飛によって何とか窮地は脱したものの、過度の負担によって消耗した彼女の身体は手の施しようの無い状態であり、自身が気に入りの場所としていた花園の中で五飛に看取られながら息を引き取る。彼女の死がきっかけで、五飛は正義のための戦いに身を投じる決意をする。
以後、五飛は一貫して自身の搭乗機であるシェンロンガンダム及びアルトロンガンダムに妻の魂が宿っているとし、「ナタク」と称した。
なお、五飛がオペレーション・メテオに反対していたのは彼女のお気に入りの花園(妹蘭の死後、五飛の手で墓が作られた)を失いたくなかったためである。しかし、このコロニーが後に自爆した事によってそれらも失われてしまった。
『Endless Waltz』の最後で五飛が訪れた場所は竜一族の故郷であり、そこでアルトロンガンダムを自爆させる事で、亡き妻の安らかな眠りを願った。

注釈

  1. ^ OVA・劇場版では射殺されたことで言葉が遮られてしまっているが、小説・漫画ではデキムが拾ってきたと言い切ったところで射殺された。マリーメイアの項にあるとおり、マリーメイア自身の出自に疑問符がつく展開となっている。

出典

  1. ^ a b 「GW・キャラクターデザイン・コレクション」『新機動戦記ガンダムW データコレクション(1)』メディアワークス〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、1996年11月15日、85頁。ISBN 4-07-305308-6 
  2. ^ a b c d e f g h i j PAS 2007, pp. 189, 「『W』ネーミング解析 あなたいくつ?」
  3. ^ 1巻145ページ
  4. ^ PAS 2007, pp. 31, 「キャラクター・アーカイブ」
  5. ^ 雑誌アニメV3号(97年11月)






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