志多ら 概要

志多ら

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 07:23 UTC 版)

概要

『大太鼓』

志多らは1989年、愛知県小牧市にて結成された。1990年7月に、愛知県北設楽郡東栄町の旧東薗目小学校(1990年3月31日閉校)に移転をする。以降、この旧東薗目小学校を拠点とし、奥三河の自然の中で創作活動を行いながら、日本全国、そして海外でも演奏活動を行う。2002年には、第1回東京国際和太鼓コンテストにて最優秀賞を受賞(組太鼓部門一般の部)。コンサートの他にも、学校公演、太鼓指導、ワークショップやイベントでの演奏を行っている。

志多ら稽古場(旧東薗目小学校)

志多らの語源は、平安時代、農民達の間で広く信仰された神、志多良(設楽)神より。神事に手をたたいてうたう歌を「志多ら歌」といい、子供が手拍子をとって歌う遊技としても日本各地に残っている。現在の「ふしだら」という語源も、太鼓がうまく打てる者を「しだら」、打てない者を「ふしだら」といった事が始まりとされている。志を持った者達が集まり、一つの事を為し遂げていくという意味も込められている。

志多ら 稽古風景

1994年には、東栄町東薗目の花祭(国の重要無形民俗文化財)に「志多ら舞」を奉納。以降、毎年「志多ら舞」を東薗目花祭で奉納している。東薗目花祭の当日はもちろん、準備や片づけ、舞いの練習に至るまで、東薗目の住民として参加している。

志多ら舞 奉納(東薗目花祭)

2010年には、地元協力者と共に、奥三河の地域活性化を目的に「NPO法人てほへ」を設立、公益活動事業を展開している。NPO法人てほへは、2013年度に「過疎地域自立活性化優良事例表彰」で総務大臣賞を受賞。また、2014年度に「ふるさとづくり大賞 団体表彰」にて総務大臣賞を受賞している。

『花まつり 志多ら舞』



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