山本兵吉 逸話

山本兵吉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 03:02 UTC 版)

逸話

1915年 (大正4年) の春、兵吉は苫前村古丹別(現・苫前町古丹別)の国有林に仲間の猟師と共に入ったところ、ヒグマの冬眠穴を見つけた。仲間に穴の入口を監視させて兵吉は穴の上からを打ち込もうとしたところ、足を滑らせ穴の中へ入ってしまった。中のヒグマは唸りながら兵吉の足を持って振り回した。兵吉はヒグマの胸ぐらに抱きついて仲間に、「今だ撃て!」と叫んだが仲間は逃げ去っていた。するとヒグマは兵吉を払いのけて逃げて行った。兵吉は「このときほど参ったのと大物を逃して残念だったことはない」と語っていたという。

演じた俳優

※いずれも吉村昭原作の「羆嵐」で、山岡銀四郎として演じた。

脚注

参考文献

  • 木村盛武『慟哭の谷』共同文化社、2008年3月 (第五刷)
  • 木村盛武『野生の事件簿』北海道新聞社、1989年10月 (初刷)
  • 木村盛武『ヒグマそこが知りたい』共同文化社 2004年2月 (第二刷)
  • 江原芳美『熊嵐それから』(非売品)



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