安全牌・危険牌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/09 15:14 UTC 版)
危険牌
以下のものは必ずしも全ての場合にあてはまるものではなく、特に放銃しやすさについては統計的分析も経ていないものが多いことに留意されたい。
- をポンしている相手に対する切りなど。ポン(または大明槓)されれば包(パオ)になるし、すでに役満をテンパイしている可能性もある。
- 生牌(初牌)
- その局が始まってから一枚も切れていない牌。特に、中盤以降あるいはリーチ以降に、それまで一枚も捨てられていない字牌、とりわけ役牌を捨てることは危険とされる。(役牌が危険なのは、主に放銃した場合の点数が高いため)
- 中盤以降まで一枚も切れていない字牌を引いてきたとする。それが残り3枚とも少ない山に眠っている可能性は低く、序盤に1枚だけ引いてきたら切ることが多いので、他家が2枚以上持っている確率が高い。既に暗刻や確定した雀頭である場合は安全だが、一般には危険牌と考えられている。
- スジ読みができない字牌や役牌の待ちを予想するのは、聴牌者がよほど露骨な役作りをしていない限りは一般に難しい。終盤に誰かのリーチが入った後に生牌の(対象者にとっての)役牌を掴んでしまった場合、それだけでオリる事も必要になってくる。
- 裏スジ、またぎスジ
- ドラ牌であたられるとそれだけで1翻増える(満貫未満であれば点数が2倍になることに相当する)ため、他家がテンパイしているかもしれない中盤以降や、リーチが掛った後には捨てづらくなる。したがってドラ待ちリーチでは他家からの振り込みは期待薄になるが、あえてツモに賭ける場合や、追っかけリーチをかけるときにはある程度有効である(先にリーチした者は危険牌を掴んだからと言って止めることができないため)。
- ドラそば
- 誰しもドラを有効活用しようとするので、ドラを受け入れるためのドラの近隣牌は、他の数牌に比べて危険とされる。
- ドラを両門待ちしているのであれば、必然的にそのスジ牌も危険となる。
- 間4間(あいだ4けん)
- のように、4つ飛ばしで捨てられている状態。三萬に対する裏スジと八萬に対する裏スジが重複していることから危険が大きいとされる(この場合はのスジ)。
- 手牌の対子や暗刻(暗刻スジ)
- 自分の手牌に固めて持っているということは、相手の手には不足しがちで、結果としてそれを待っているケースがある。その一方で、残る牌を誰かが捨てた後は全て安全牌となる両面性を持っているので、他に比較的安全な牌が少ない場合、あえて暗刻を切っていく戦術もある。
- その他
- 安全牌・危険牌のページへのリンク